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忠清南道知事、ユソン問題解決するとし…「一切の行為中断」

労組破壊責任は問わず…労組に闘争するな?

キム・ハンジュ記者 2019.08.12 15:01

[出処:忠清南道]

梁承晁(ヤン・スンジョ)忠清南道知事と呉世賢(オ・セヒョン)牙山市長が ユソン問題解決を要求するとし、 労組に事実上、集会などの行為を中断することを要求した。 金属労組ユソン企業支会(以下労組)はこれを受け入れなかった。

梁知事と呉市長は8月12日、牙山市庁のブリーフィング室で ユソン企業問題解決を要求する共同提案を発表し、 「(ユソン企業問題に)誰かが対話の窓口に出てくるように説得し、 仲裁しなければならない」とし、 「集中交渉が進められる期間は、相互に刺激しかねない一切の行為を中断」しろと要求した。 地方政府がユソン企業問題に対し、労組破壊の責任は問わず、 集中交渉を口実として労組に争議行為などをするなと要求したわけだ。

金属労組ユソン企業支会(以下労組)は9年間続いた労組破壊問題を終わらせるために、 7月から上京闘争などの団体行動を行っている。 7月にユソン企業の柳時英(ユ・シヨン)会長が会社の資金13億ウォンを 創造コンサルティング(労組破壊諮問業者)に 支払ったという理由(特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反など)で 懲役3年6月を求刑された。 それでもユソン企業は、 △労組破壊の責任者処罰、 △御用労組問題の解決などの労組による要求を拒否している。 こうした事実について地方政府は今回の共同提案で言及しなかった。

地方政府はそれと共に「ユソン企業『事態』が平和的に解決できなれば 転換期に直面している自動車部品企業の未来車適用努力は難関にぶつかる」とし 「現在のユソン『事態』は、単にユソン企業だけでなく、 忠南地域経済にも悪影響をおよぼす」と警告した。

労組は地方政府の発表に対し 「集中交渉が進められる期間中、相互に刺激しかねない行為を中断し、 ただ交渉と妥協だけに集中しようという意見には同意できない」と明らかにした。 それと共に、集中交渉は交渉として進めるが、 支会の闘争は続けるという立場を伝えた。

支会は「7月に労働部、忠清南道などが集中交渉を提案し、支会はこれに応じた。 しかし使用者側は夏期休暇を使って、 支会の横断幕、テントなどを撤去してしまった。 これは支会を刺激して、むしろ『支会が暴力的で交渉を壊そうとしている』ことを見せるためではないのか。 会社は9月4日の柳時英(ユ・シヨン)会長の背任・横領裁判を前にしているので、 交渉に出てくると見られる。 集中交渉をしようと言いながら挑発して、 裁判を遅らせる意図は明らかだ。 支会は集中交渉なら集中して交渉をすれば良い。 時間を引き延ばして裁判を延期させようとする小細工はもう通じない」と明らかにした。

また「ユソン企業労組破壊問題を解決しようと努める 忠清南道の労苦は理解するが、本質を曇らせては解決できない。 忠清南道は仲裁ではなく、 不法・不当労働行為の温床であるユソン企業に対し、正しく処罰するべきだ」と伝えた。

だが使用者側は 「労働法に違反しない最大限度内で、すでに会社の案を労組に提示している」とし 「宗教界(および地方政府)もこうした点を考慮して、仲裁してほしい。 会社も積極的に協力する」という立場を明らかにした。

一方、支会は8月13日、大田地方法院天安支院の前で ユソン企業労組破壊に介入した現代自動車グループ関係者の拘束を要求する記者会見を行う。 8月22日には現代車関係者の宣告が予定されている。 また8月19日からは労組破壊問題解決を要求する2次上京闘争を展開する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-08-25 04:35:20 / Last modified on 2019-08-25 04:35:21 Copyright: Default

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