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「不法派遣」現代起亜非正規職、ハンスト12日目

約束ひっくり返した労働部、非正規職がストライキ

キム・ハンジュ記者 2019.08.09 11:37

昨年10月、雇用労働部は現代起亜車裁判所の不法派遣判決の基準により、 直接雇用を命令すると発表した。 10か月経った今、 労働部は検察起訴基準で今月中に直接雇用命令をすると言葉を変えた。 裁判所の判決基準は現代起亜車の社内下請すべての工程だが、 検察の起訴基準はこれとは異なり一部の工程を対象にしている。 労働部が直接雇用命令の範囲を縮小したのだ。

これに怒った現代起亜車非正規職労働者たちが7月22日、 ソウルの雇用労働庁の前で座り込みに突入した。 彼らは労働部が本来の約束のとおり、 現代起亜車社内下請すべての工程に対して直接雇用を命令しろと要求している。 座り込みに続いて起亜車非正規職支会のキム・スオク支会長は7月29日、 ハンストに突入した。 猛暑の中で12日間ハンストをしているキム支会長は、 脈博などのバイタル数値が低い状態だ。

それでも労働部は何の立場も明らかにしていない。 7月30日に金属労組が雇用労働部長官との面談を要請した時も答えなかった。 8月9日、労組はまた労働部側に 「裁判所の判決基準のとおりに直接雇用是正命令をするという約束をひっくり返したことに対する立場を提出しろ」 という内容の文書を送った。

労組は労働部が立場を明らかにするまで、 座り込みとハンストを続けるという立場だ。 労組は不法派遣問題とともに、 現代グリーンフード労働者の最低賃金問題の解決も要求している。 最低賃金が上げられたのに、現代グリーンフード労働者の賃金には大きな変化がない。 現代グリーンフードが1月に隔月賞与金を毎月の支払いに変えて最低賃金範囲に算入したからだ。 交通費も最低賃金に入れた。 そのため現代グリーンフードの労働者たちの実質賃上げはなされなかった。 キム支会長は 「現代グリーンフードの関係者が労働者たちに 『賃金は2024年まで凍結』だと話した」と明らかにした。 全国現代起亜車工場で働く現代グリーンフードの組合員は約600人に達する。

▲金属労組起亜車非正規職支会キム・スオク支会長

キム支会長は 「10回の判決にもかかわらず、現代起亜車が少しも動かないのは 財閥だという理由以外にはない。 財閥は法の上に君臨している」とし 「昨年、労働部は元請に対して非正規職支会と直接交渉しろと決定したが、 起亜車は履行しなかった。 起亜車は顔合わせ一度、現代車は一回も出会いがなされなかった。 起亜車の社長が起訴された状況なのに、 使用者側は『特別(選別)採用を前提とすれば交渉に応じられる』という立場だ。 使用者側の立場には何の変化もない」と明らかにした。

続いて「政府の問題が大きい。 労働部は不法派遣是正命令の約束を自らひっくり返した。 また、中央政府は最低賃金算入範囲の制度を現代グリーンフードに悪用させた。 これは李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)政権でもしなかったことだ。 政府は非正規職問題の解決の先頭に立たなければならない」と伝えた。

現代起亜車の非正規職労働者たちは8月20日に共同ストライキを行う。 ストライキ宣言大会はソウル雇用労働庁の前で開かれる。 この日、労働者たちはソウル雇用労働庁から政府ソウル庁舎まで、 デモ行進を行う予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-08-25 03:00:54 / Last modified on 2019-08-25 03:00:55 Copyright: Default

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