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ユソン企業支会、青瓦台前上京闘争突入

「労組破壊9年終わらせなければなりません」

キム・ハンジュ記者 2019.07.15 16:09

金属労組ユソン企業牙山・嶺東支会(以下労組)と ユソン氾国民対策委(労組破壊犯罪者ユソン企業、現代車資本処罰! ハン・グァンホ烈士闘争勝利! 汎市民対策委員会)が 労組破壊9年を終わらせるために上京闘争に突入する。

労組と氾国民対策委は7月15日に青瓦台の前で記者会見を行い、 政府と会社側にユソン企業労組破壊問題の解決を要求した。

記者会見の参加者は 「今日(7月15日)から青瓦台前の1人デモを皮切りに 文在寅(ムン・ジェイン)政府の反省と役割を要求する」とし 「政府は、ユソン企業労組破壊9年の残酷史をはじめとする 労働者の苦痛をこれ以上無視せずに向き合えと要求する闘争を始める」と明らかにした。

労組と氾国民対策委は7月15日から19日まで、青瓦台噴水台の前で1人デモをする。 来る22日には全組合員がストライキ、上京して国会前で決意大会を開く。 23日〜24日には国会前で青瓦台の前まで五体投地を展開する。 その後は青瓦台の前で野宿座り込みをする計画だ。

ユソン企業牙山支会のト・ソンデ支会長は 「また青瓦台の前に立った事実に惨憺とする」と明らかにした。 ト支会長は 「2011年のユソン企業職場閉鎖について、 当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領は『年俸7千』の貴族労働者がストライキすると話した。 しかし今、200人のうち60人を越えるユソン労働者は最低賃金に苦しんでいる。 ユソン金属労組の組合員は2011年から一銭も賃金が上がらなかった。 そう言った李明博はどこにいて、 バトンを受け取った朴槿恵(パク・クネ)はどこにいるか。 またキャンドルで生まれ、あれほど労働尊重を叫んだ文在寅はどこにいるのか」とし、 ユソン企業を通り過ぎた大統領の動きを一つずつ指摘した。

▲ト・ソンデ金属労組ユソン企業牙山支会長

続いて「これまでユソン企業労働者35人が解雇され、 128人が出勤停止で月給を受け取れなかった。 裁判所を通じてまた工場に戻るにも最低7年かかる。 9年間続いている労組弾圧のため、労働者たちは死ぬこともできず生きていく」とし 「われわれは青瓦台の前で労組破壊を終わらせるという願いを込めてストライキを決意した。 文在寅政府は 自分が(労組破壊を)したのではないと弁解するな。 政府が語る労働尊重の真心をユソン労働者の前で明らかにしろ」と伝えた。

ユソン氾国民対策委のキム・テヨン代表は 「過去にユソン企業会長が(不当労働行為で)拘束され、 創造コンサルティング代表が拘束されたが、 労組破壊は相変らず続けている。 被害に対する原状回復が行われず、再発防止策も用意されなかった。 拘束できることではないということだ。 したがって青瓦台が一日も早く問題解決に動くべきだ」とした。

金属労組のキム・ホギュ委員長は 「数週間前、監獄にいるユソン企業の労働者たちと会ったが、 彼らは私に『不明瞭な交渉で終わるな』、 『現場意見のとおりに(闘争)してくれ』と話した。 金属労組はこれまで交渉に一抹の期待をしていたが、 小細工を働かせるユソン資本はあまりにもひどい。 われわれはユソン企業の労働者たちが民主労組で現場に復帰する道を行く」と述べた。

▲左からユソン氾国民対策委キム・テヨン代表、金属労組キム・ホギュ委員長、金属労組ユソン企業牙山支会ト・ソンデ支会長

しかし使用者側は 「2012年以後に有罪が確定した事件は一つもないのに 『労組破壊の残忍な歴史』という表現は事実ではない」と反論した。

一方、検察は7月17日にユソン企業の柳時英(ユ・シヨン)会長に対する求刑をするものと見られる。 柳会長は労組破壊コンサルティング業者である創造コンサルティングに 13億ウォンを支払った容疑で裁判を受けている。

ユソン企業は2011年に創造コンサルティングと共に金属労組を破壊する目的で 職場閉鎖、御用労組設立などを行い、社会的な物議をかもした企業だ。 その後も使用者側は金属労組組合員に対して告訴・告発、日常的監視などを行い、 組合員の47%が高危険群鬱病に苦しんでいる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-07-17 16:23:14 / Last modified on 2019-07-17 16:23:15 Copyright: Default

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