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国立オペラ合唱団の解雇者が無期限ハンスト籠城に突入

文体部、10年間復職闘争する声楽家に「事務職1年契約職」を提示

ユン・ジヨン記者 2019.07.15 13:29

10年間復職闘争をしている公共運輸労組国立オペラ合唱団支部の ムン・デギュン支部長が今日(7月15日)、無期限ハンストに突入した。 2008年の国立オペラ合唱団解体により解雇された声楽家に対し、 最近文化体育観光部(文体部)が「事務職1年契約職」採用案を提示したからだ。

公共運輸労組は7月15日、 ムン・デギュン支部長が復職を要求して無期限ハンストに突入したと発表した。 現在、ムン支部長をはじめとする労組は文体部ソウル事務所前の廊下で座り込んでいる。

▲ムン・デギュン公共運輸労組国立オペラ合唱団支部長が15日文体部ソウル事務所前の廊下で無期限ハンストに突入した。[出処:公共運輸労組]

彼らが終末闘争に突入した理由は、 最近文体部(文化体育観光部)が提示した復職案のためだ。 先立って国立オペラ合唱団の解雇者たちは昨年11月27日から文体部ソウル事務所の前で 復職を要求してテント座り込みを続けてきた。 だが座り込みから半年目の7月5日、 文体部が解雇者に提示したのは国立オペラ団の「事務職1年契約職」採用案だった。

ムン支部長は 「文体部が提示した事務職1年契約職は、私たちを愚弄する処置」とし 「声楽家にとって生命のような歌をかけて、 再び歌えなくなっても不当な解雇を認めさせ、復職するまで闘争する」 と明らかにした。 8年間国立オペラ合唱団の団員として働いた解雇者たちは、 この10年間、政府の約束不履行により3回の解雇と復職を繰り返してきた。

去る2002年に創立した国立オペラ合唱団は、 李明博政権時期の2008年12月、 当時のユ・インチョン文体部(文化体育観光部)長官が任命した 国立オペラ団イ・ソヨン団長により解体された。 当時50人ほどの集団解雇事態が発生し、 現在は2人の解雇者が復職を要求して10年間戦っている。

政府は2009年、解雇者に対して3年以内に常任(正規職)オペラ合唱団の創立を約束して、 臨時に「ナラ・オペラ合唱団」を作った。 解雇者たちは約束を信じてオーディションを受け、ナラ・オペラ合唱団に復職したが、 政府が約束を守らず事実上、二回目の解雇を受けた。 2013年には国立合唱団に準団員(契約職)として採用した後、 1年以内に常任団員に転換すると約束したが、 これも約束が守られず、解雇者たちは復職2年目の2015年末、三回目の解雇をされた。

公共運輸労組の関係者は 「解雇者たちは歌を歌える業務への復職を要求してきた。 しかし文体部は国立オペラ団の中の合唱団が解体された状態だとしてこれを拒否してきた」とし 「事務職での復職も文体部は正規職は不可という立場で、 無期契約職での復職も受け入れず、 結局、ハンストに突入した」と明らかにした。

一方、公共運輸労組は7月16日午後3時、 国立劇団(文体部ソウル事務所)の前で 国立オペラ合唱団解雇者元職復帰を要求する ソウル地域集中決意大会を開催する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-07-17 16:22:43 / Last modified on 2019-07-17 16:22:44 Copyright: Default

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