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ギリシャ シリザ総選挙で敗北…「IMF緊縮が原因」

勝利した保守、緊縮の拡大を予告…バルファキスの政党が議会に進入

チョン・ウニ記者 2019.07.08 11:50

ギリシャ総選挙で右派新民主主義党(ND)が勝利した。 執権後、主要公約とは違い緊縮を固守した左派シリザは、 4年半で政権を右派に渡すことになった。

外信によれば、7月7日に行われたギリシャの総選挙で94%まで開票した結果、 保守の新民主主義党が39.6%を得票したことが明らかになった。 執権シリザは31.6%で敗北した。 1位を記録した新民主主義党はギリシャ議会制度により50議席を追加で確保し、 単独執権を見通すことになった。 こうなると新民主主義党は158議席を、シリザは86議席を得ることになる。

3位を記録した社民主義『変化の運動』(前PASOK)政党は8%を得票して22議席を得た。 ギリシャ共産党は5.36%で4位を記録した。 右派ポピュリスト政党『ギリシャ解決法』は3.78%を記録して10議席を得たが、 極右の黄金の夜明け党は2.97%を得票して議会進入に失敗した。

▲シリザ政府の初代財務長官ヤニス・ファロファキスが昨年3月創党したMeRA25(現実的ヨーロッパ不服従戦線)は9議席を得て議会への進入に成功した。[出処:ユンゲヴェルト]

シリザ政府の初代財務長官でIMF了解覚書に反対したヤニス・ファロファキスが 昨年3月に創党したMeRA25(現実的ヨーロッパ不服従戦線)は3.45%で9議席を得て議会進入に成功した。 この政党は民主的社会主義、進歩主義、親ヨーロッパ主義を標榜する。 去る5月のヨーロッパ議会選挙にも挑戦したが、成功はできなかった。

シリザの選挙敗北の原因では緊縮政策があげられる。 シリザ政府が実施した緊縮の主な犠牲は中産層になり、 彼らの多数が新民主主義党を選択した。 年金受給者の多数もシリザ政府の相次ぐ年金改悪措置により 新民主主義党に移ったと調査されている。 シリザ政府が強行した緊縮措置は、 ヨーロッパ連合とIMFの救済金融了解覚書を通した圧力に従ったものだ。

シリザの敗北はすでに予測された結果であった。 去る5月に実施されたヨーロッパ議会選挙で、シリザの得票率は23%に終わった。 この時、新民主主義党は1位を記録しただけでなく、若い層でも多数を得票した。

最近の世論調査によれば、ギリシャ状況が5年前よりよくなったと答えた回答者は19%に終わった。 半分以上はシリザの執権前の2013年より悪化したと答えた。 シリザ支持者の多くもギリシャの状況が現在はさらに悪化しているか何も良くならなっていないと見る。

しかし新民主主義党が率いる政府の下でも状況が良くなると見る人は少ない。 キリアコス・ミツォタキス新民主主義党代表は、 選挙運動期間中に経済活性化のために民営化と税金削減を拡大すると公約した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-07-17 16:19:25 / Last modified on 2019-07-17 16:19:26 Copyright: Default

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