「社内留保金950兆を溜め込み最賃を削減しようという財閥」

民主労総、財閥糾弾　巡回闘争

［出処:民主労総］

民主労総が財閥糾弾巡回闘争に立ち上がった。 民主労総は7月9日午前10時、ソウル市麻浦区の 韓国経営者総協会(経済人総連)会館の前で 「財閥糾弾闘争団」の出征式を開いた。

民主労総は 「経済人総連をはじめとする最低賃金委員会の使用者委員は、 2020年の最低賃金を8千ウォンと提案した。 急激な最低賃金の引き上げで企業経営実績が振るわず、 経済発展に悪影響を与えているという理由からだ」とし 「しかし2018年末には30大財閥の大企業の金庫には、 社内留保金950兆ウォンが溜め込まれている。 30大財閥は2年で140兆ウォン増加、 最低賃金は1940ウォン上がった。 経済悪化と二極化の主犯は財閥」と指摘した。

これに「民主労総は財閥の蛮行を告発しようとしている。 財閥がこれ以上私たちを困らせるようにしてはおけない。 財閥に奪われながら暮らさないという宣言と共に、 財閥を庇護して獲物を分け合う政界に警告する闘争に立ち上がる」と明らかにした。

民主労総は7月11日まで、財閥糾弾闘争を続ける計画だ。 この日、経済人総連をはじめとして 共に民主党、自由韓国党、全国経済人連合会(全経連)等が糾弾行動を続ける。 また7月9日午後3時30分、汝矣島産業銀行の前で現代重工とアシアナ財閥に対する 特典売却糾弾集会を、 10日の午後2時30分には江南BGFリテイル本社前でコンビニ財閥糾弾集会を、 11日の午後3時には世宗市最低賃金委員会の前で最低賃金1万ウォン争奪 2日間の野宿座り込みなどを行う。 闘争の参加規模は約70人だ。

先立って最低賃金委員会使用者委員は7月3日の8次全員会議で2020年の最低賃金を4.2%削減する8000ウォンを提案した。 また使用者委員は月給与換算金額の併行表記廃止と 業種別の最低賃金差別適用を主張し、会議で集団退場した。

雇用労働部の李載甲(イ・ジェガプ)長官は7月8日、 最低賃金委員会に2020年の最低賃金告示のために 15日までに議決を終わらせてほしいと述べた。

一方、最低賃金委員会使用者委員である 経済人総連のリュ・キジョン専務が職員手当てを横取りした容疑で現在、 警察から捜査を受けているという事実が ハンギョレの報道でわかり、問題になった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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