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大法院、自動車販売代理店の労働者地位を認定

金属労組「不当労働行為処罰、直接雇用即刻実施してこそ」

キム・ハンジュ記者 2019.06.13 12:40

[出処:金属労組]

大法院が自動車販売代理店労働者(カーマスター)の 労働者の地位を認めた。

大法院は6月13日、 自動車販売代理店主が代理店労働者との販売用役契約を解約したのは 不当労働行為に該当すると判決し、 販売代理店の労働者を労組法上の労働者だと認定した。

先立って1、2審裁判所は代理店の労働者は 実質的に現代起亜車グループの指揮監督を受けているので 現代起亜車の労働者と違わないと見た。 現在、販売連帯支会は現代起亜車元請を相手に直接雇用を要求している。

今回の判決の対象は、 現代自動車のインドグォン・ソンサン・シンハナム代理店、 起亜自動車のチュレ・トンチョン代理店の交渉拒否の件と 現代車のソンサン代理店、起亜車のチュレ代理店の解約の件だ。 これまで代理店主たちは、 用役契約を締結したカーマスターは労働者ではないという理由で 「金属労組販売連帯支会(販売代理店労組)」との交渉を拒否してきた。

販売代理店の労働者たちは、 これまで正規職の自動車営業社員(直営店労働者)と同じ仕事をしても 非正規職だという理由でさまざまな差別を受けてきた。 基本給はもちろん、四大保険、退職金なども受け取れなかった。 最近では現代自動車のシンピョン代理店で 「労組弾圧企画廃業」が起き、 労働者が雇用を失った。 労組によれば、全国の代理店主はほとんどが現代起亜車の販売社員出身者だ。

金属労組は声明を通じて 「自動車代理店の営業社員が労働者であることを今になって認めた大法院判決に、 遅いと感じざるを得ない」とし 「現代起亜車代理店の企画廃業で、 これまで自動車代理店8ケ所が廃業し、 100人以上の自動車販売非正規職労働者が職場を失った。 現代起亜車は20年以上、代理店労働者を搾取したことを反省、謝罪して、 基本給、四大保険、直接雇用を即刻実施すべきだ。 また、現代起亜車の不当労働行為を迅速に捜査して厳重に処罰しろ」と明らかにした。

販売連帯支会は判決の直後に大法院の前で記者会見を行って 「判決を通じ、現代・起亜車が強要する出血販売と不当競争を終わらせ、 歪んだ自動車販売市場が正常化することを期待する」とし 「今でも現代起亜車の指揮で全国代理店で労組組合員に対する解約が強行されている。 現在進行中の本社と代理店主による労働三権破壊犯罪に警鐘を鳴らす重要な契機になるだろう」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-06-18 23:52:00 / Last modified on 2019-06-18 23:52:00 Copyright: Default

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