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財閥体制改革ための「乙たちの万民共同会」

700人の「乙」が集結…「財閥改革運動の全面展開を」

キム・ハンジュ記者 2019.06.11 18:06

財閥体制改革のための「乙たちの万民共同会」が6月11日にソウル市庁広場で開かれた。 この日の万民共同会には700人の労働者、市民が集まった。

万民共同会の参加者は宣言文で 「財閥体制を改革しなければ、積弊清算も、社会大改革も、私たちの人生も見えないので ここに集まった」とし 「キャンドル抗争で新政府ができたのに、財閥体制改革はなされない。 李在鎔(イ・ジェヨン)は釈放されて通りを闊歩しており、 国民が血の汗で作った結実は財閥に専有されている。 われわれはすべての乙たちと共に全面的な財閥体制改革運動を行う」と明らかにした。

この日、万民共同会は経済正義実践市民連合のパク・サンウン政策委員長の基調問題提起で始まった。 パク・サンウン政策委員長は 「韓国の財閥は統制されない経済権力を利用して、 財閥中心の社会・経済的構造を作り、 超法規的に私益を詐取している。 また、財閥に集中する経済構造は革新を遮り、また産業危機も招いている」と指摘した。

そのため 「企業集団内部での出資を規制し、構造的金産分離をしなければならない。 さらに2020年の総選挙の議題として『経済構造高度化委員会』を構成し、 具体的な改革方案を提示するなど、労働界の能動的な対処が必要だ」と話した。

万民共同会の参加者はオープンチャットで、リアルタイムのアンケート調査を行った。 「財閥すれば思い浮かぶイメージ」についての質問に、 参加者たちの1位は政経癒着(146人)、2位は社内留保金950兆(98人)、3位は労働搾取(87人)を選んだ。 「財閥問題のうち一番深刻な問題」を問う質問には、 1位が労働弾圧による利益蓄積(135人)、2位が経済力集中と独占寡占(107人)、 3位が不法経営継承(75人)だった。

70の円卓に集まった参加者は、円卓別討論も行った。 円卓討論は「財閥改革で最も至急な課題と課題を解決するために必要なこと」を主題として進められた。 62番の円卓では財閥改革の至急な課題として「10大財閥総師即刻拘束」、 課題解決のために「民衆総決起」が必要だとした。 35番の円卓は「李在鎔(イ・ジェヨン)再拘束と経営権剥奪」が急がれ、 財閥改革のために関連法を制定・改定しなければならないとした。 別の円卓では社内留保金を還収して労働者階級が執権すべきだと発表した。

この日の万民共同会は、 民主労総、民衆共同行動などが主催した。 主催側は財閥問題に対応するために、 中小商工人、自営業者と共に「乙たちの連帯」運動を行うと明らかにした。 今年の下半期には2次万民共同会を開く予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-06-17 00:11:25 / Last modified on 2019-06-17 00:11:25 Copyright: Default

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