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現代重、株主総会の強行から3日後に大宇造船の現場実態調査

正門封鎖、全面ストなど対立増幅、金属労組「法律対応、総力闘争に突入」

ユン・ジヨン記者 2019.06.03 15:26

5月31日に現代重工が物的分割を決める臨時総会を強行したのに続き、 6月3日から大宇造船現場実態調査が始まり、対立が続いている。 金属労組大宇造船支会は実態調査が始まった6月3日午前、 大宇造船海洋玉浦造船所のゲートを封鎖して実態調査を阻止した。

この日、支会は午前記者会見を行って、 公権力を使った強制的な実態調査が強行されれば、 即刻全面ストライキに突入すると明らかにした。 支会は「現代重工物的分割株主総会での方式のまま、 資本の庇護勢力の警察を立てて大宇造船現場まで踏みにじろうとしている」とし 「大宇造船支会の警告にもかかわらず、 現代重工鄭氏一家が公権力の力を借りて大宇造船現場に入ろうとすれば、 支会は即刻全面ストライキに突入し、総力闘争に突入する」と声を高めた。

現代重工は今日(6月3日)から14日までの2週間、 慶南道巨済市の玉浦造船所の現場実態調査をする方針だ。 この日午前、20人の実態調査団が現場を訪問した。 31日の物的分割のための株主総会強行から3日後の現場実態調査まで、 速戦即決で進められ、対立も増幅している。 労組はゲートを封鎖して、一部は鎖でからだを縛って実態調査団の進入を阻止している。

現代重工労組は同日、全面ストに突入した。 彼らは5月31日の現代重工の株主総会は違法に強行されたとし、 違法株主総会源泉無効を掲げて全面闘争に立ち上がる方針だ。 金属労組と民主党のキム・ジョンフン国会議員は6月3日午前、 国会正論館で記者会見を行って 「今日、現代重工支部は違法な株主総会による物的分割源泉無効を掲げ 全面ストをはじめとする現場闘争を続けていく」とし 「金属労組は現代重工、大宇造船闘争は18万組合員の全組織的闘争に上程し、 全面闘争に臨む」と明らかにした。

記者会見に参加した現代重工ウリ社主組合のムン・デソン組合長は5月31日の当時の 総会手続きの違法性を指摘した。 ムン・デソン組合長は 「自社株組合の実務を担当する使用者側の課長と次長に当日午前に連絡をして 『株主総会はどこか』と尋ねたが、 最後まで回避して一方的に電話を切った」とし 「その後、株主総会変更の事実を知り、 会社の前に株主総会に移動するバスがあるという話を聞いて駆けつけたが、 バスは出発せず行けなかった」と説明した。 車両提供が義務なので搭乗は可能だが、 移動はしないというとんでもない理由だった。

現代重工の自社株組合は、現代重工全体株式の3.13%にあたる220万株を保有している。 勤労者福祉基本法によれば、 自社株組合長が株主総会に参加して組合員の意志表示をする。 だが5月31日、会社は現代重工労働者の株主総会への参加を防ぐために 株主総会を急遽変更して物的分割案件をかっぱらい通過させ、 この過程で労働者と小額株主が総会に出席できなかった。 ムン・デソン組合長は 「会社は3%以上の株式を確保している自社株組合に知らせることもせず、 株主総会場所を変更して速戦即決で処理した。 法的正当性のない株主総会は無効」と主張した。

金属労組のキム・ホギュ委員長は今後、違法な株主総会に対して法的対応をすると明らかにした。 キム委員長は 「金属労組は仮処分訴訟と本案訴訟を提起するなどの法律的な戦いを始める」とし 「また、現代大宇造船では民主労総慶南本部長と金属労組大宇造船支会長が 首に鎖を巻いて実態調査を阻止している。 金属労組はできるすべての方法を使って闘争する」と強調した。

一方、金属労組は記者会見文で 「18万金属労組の組織的な死活をかけて、 全国労働者大会を始めとし、 親財閥政権糾弾、造船産業および労働者民衆生存権死守のための 総力闘争に突入する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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