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「小さな事業場に労働権を」遠南労働者権利探し発足

遠南産業団地労働権死角地帯…「労組が必要」

キム・ハンジュ記者 2019.04.11 15:59

[出処:遠南労働者権利探し事業団]

「遠南労働者権利探し事業団」が4月8日に発足を知らせ、 遠南産業団地労働者の実態調査を始めた。 遠南事業団は5月中に実態調査結果を発表して、 その後、労組の組織化事業を推進する計画だ。

遠南産業団地は労働権の死角地帯だ。 遠南産団には70余りの企業が密集しているが、 事業場平均労働者数は35人でほとんどが小さな事業場だ。 統計上、遠南産団の労働者数は2500人だが、 統計に把握されない間接雇用、日雇い労働者を入れると4000人に達するものと見られる。

事業場が小さいほど労働者の権利保障はさらに難しくなる。 昨年基準100人未満の事業場の労組加入率は3.5%に過ぎない。 非正規職労働者の労組組織率は2%に終わった。 遠南産団がある忠北地域の月労働時間は全国2位、労災率も全国2位だ。 忠北は100人未満の事業場が全事業場の4分の3を占めており、 全労働者の3分の1が非正規職だ。 30人未満の事業場の労働者の平均勤続年数は5.7年に過ぎない。 特に忠北道陰城郡の場合、50人未満の事業場で働く労働者は4万人に達する。 これは陰城全体労働者の3分の2に達する数値だ。

遠南労働者権利探し出す事業団は 「100人未満の事業場の労働者たちは、労組を作りたくても 資本の解雇、廃業脅迫、交渉拒否で労組を維持することもできない。 非正規職労働者たちは労組結成と同時に契約を解除されるなど、 労組作りが『ラクダが針の穴を通る程』難しい。 労働者の権利がしっかり保障されない忠北陰城では不法な紹介手数料問題、 賃金未払い、不法派遣などが立て続けに発生している」と明らかにした。

実際に2017年に遠南産団内の新世界フードの女性労働者は、 月平均128万ウォンの低賃金で問題になった。 当時の最低賃金は月135万ウォンだった。 また、これらの労働者は人員斡旋業者を通じた多段階雇用形態に置かれていて、 週休手当てや超過勤務手当を支払われていないと知らされた。

一方、遠南事業団は5月中に遠南産団労働者実態調査結果を発表する計画だ。 同時に「金属労組遠南産団支会」の組織を始めると明らかにした。 事業団に参加しているソン・ジヒョン活動家は 「事業場を越える労組を作っていく」とし 「また労組を媒介として遠南だけでなく、忠北陰城のすべての労働者の権利を探し、 公論化することが目標」と伝えた。

[出処:遠南労働者権利探し事業団]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-04-19 22:25:24 / Last modified on 2019-04-19 22:25:24 Copyright: Default

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