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現代起亜車非正規職、6か月ぶりに労働庁で座り込み再開

「現代-起亜車元請と労働部は社会的約束を破り、相変らず不法派遣を強行」

パク・タソル記者 2019.03.12 16:29

現代起亜車の非正規職労働者たちが労働部の直接雇用是正命令と現代起亜車元請の交渉参加を要求して、 ソウル雇用労働庁前で座り込みに突入した。 昨年、不法派遣問題解決を要求してソウル雇用労働庁の占拠座り込みに突入してから 6か月目だ。

現代起亜車非正規職支会共同闘争委員会と非正規職もうやめろ1100万非正規職共同闘争は 3月12日午後、ソウル市中区のソウル雇用労働庁の前で記者会見を行って 「18日間の命がけのハンスト闘争で昨年10月7日、 労働部は直接雇用是正命令を行い、 現代起亜車元請は非正規職問題解決のために交渉に出てくることにしたが、 5か月経っても約束は守られない」とし 「文在寅(ムン・ジェイン)政府は社会的に約束した現代起亜車の不法派遣に対して 即刻直接雇用是正命令を出し、 財閥の不法を処罰して正せ」と明らかにした。

金属労組起亜車非正規職支会のキム・スオク支会長は 「この15年間の不法派遣放棄に対して金栄珠(キム・ヨンジュ)前雇用労働部長官が 今回は必ず是正すると約束したが、 6か月経った今も相変わらずだ」とし 「パリバゲット、マンド、ロッテキャノン、韓国GM昌原工場などの事業場は 直接雇用是正命令をしたのに、 最も長く、最も多くの非正規職を不法派遣した現代に対しては、 なぜ何もしないのか」と問い詰めた。

続いて「労働部長官がマスコミの前で社会的にした約束を ゴミを捨てるように捨ててもいいのか」とし 「労働部長官が直接きて、なぜ今まで約束を守らなかったのか答えるように願う」と要求した。

労働部長官、諮問機構の勧告にも不法派遣に知らんふり

現代起亜車不法派遣は昨年、労働部長官の諮問機構として発足した 雇用労働行政改革委員会でも主要に扱われた問題だ。 改革委は報告書で 「2007年から裁判所が自動車業種社内下請を不法派遣だと判断しているが、 雇用労働部が大法院確定判決がないという理由で不法派遣実態を放置し、 まさに確定判決以後には無対応を続けている」と指摘した。

改革委はまた、現代起亜車不法派遣を育てた国家の不当な介入を明らかにした。 △労働部が告訴状を受け付けても、検察に事件を送検せず先送りした点(現代車5年、起亜車3年)、 △労働部と検察が裁判所の判決を無視して現代車事件で合法請負と判定した点、 △検察の現代車不法派遣認定範囲縮小および起亜車捜査指揮建議書受付保留を通した捜査遅延などだ。

リュ・ハンスン前雇用労働部行政改革委員会専門委員は 「この15年間、労働部長官が10人変わる間、 長官たちは不法派遣問題を厳正に対するといいながら、 裏では労使間自律的合意を語っていた」とし 「昨年、金属労組はイミョンパククネ時期に現代起亜車不法派遣問題を放棄した 任太熙(イム・テヒ)、朴宰完(パク・チェワン)、イ・チェピル、房河男(パン・ハナム)、李基権(イ・ギコン)などの歴代労働部長官を告訴告発したが、 ここまでくれば労働部がはっきりと立場を明らかにしなければならない」と話した。

リュ氏はまた文在寅大統領の大統領選挙約束を拠論しながら 「2012年、当時文在寅大統領候補は 『現代車不法派遣が続くるのはいかなる理由でも正当化できない』 『不法状態を除去するために今からでも政府の積極的な措置がなければならない』と答えたが、 この言葉に対する責任は誰も負わない」と批判した。

彼らは交渉の約束をしても応じない現代起亜車元請も批判した。 現代車非正規職支会のキム・ジョンウン支会長は 「起亜車とは一度交渉しただけで、現代車はこれさえもなかった」とし 「使用者は特別採用形式を言うが、直接雇用正規職転換だけが答」と強調した。

一方、司法府に対する批判も出てきた。 彼らは「すでに大法院で2回も確定判決が出た事件にもかかわらず、 2年経った今でも大法院判決が遅れている」とし 「大法院は最も長い間、最も多くの非正規職を不法に使ってきた現代起亜車の不法派遣事件について 早く判決しなければならない」と要求した。

文政府執権2年目…非正規職が主軸なってストライキに

現代起亜車の非正規職労働者たちは3月23日、 ソウル雇用労働庁の前で「非正規職もうやめろ1100万非正規職共同闘争」と共に 労働部糾弾集会を開く。

この他に非正規職労働者たちの強力な闘争が予告されている。 3月から非正規闘争を組織して、 5月11日には非正規職総力闘争、7月には全面ストライキで 文在寅政府に対して 非正規職労働者たちの要求を知らせる予定だ。

公共運輸労組のイ・テウィ副委員長(非正規職もうやめろ1100万非正規職共同闘争共同招集権者)は 「裁判所の判決を受けても、大統領の約束を受けても、約束は履行されない」とし 「来る7月、非正規職10万人が集まって、本当のストライキしようと決意している。 非正規職の戦いがどれくらいすさまじくなるのか、 どれほど強力に世の中に映るのか、一度見せよう」と声を高めた。

イ副委員長は「だがゼネストが突然共同ストライキにつながらない」とし 「現代起亜車不法派遣の戦いが15年の歳月、 血と涙と生命を削る戦いだったが、 これからは皆さんだけに戦わせない」と付け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-03-14 20:51:01 / Last modified on 2019-03-14 20:51:03 Copyright: Default

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