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「経社労委は『青年』を盗用するな」…青年たちが弾勤制改悪反対

弾力勤労制期間拡大反対署名、3時間半で323人が参加

パク・タソル記者 2019.03.06 17:24

[出処:キム・ハンジュ記者]

弾力勤労制の期間拡大に反対する青年たちの声が集まっている。 3月7日、弾力勤労制の期間拡大を最終議決する経済社会労働委員会本会議を前にして 各界各層の反発が続いている状況だ。 労働市場で脆弱な位置にある青年たちが直接反対の声をあげて 経社労委の弾力勤労制期間拡大合意案はさらに名分を失うものと見られる。

300人以上が署名した「経社労委本会議を前にした青年労働者宣言」は、 弾力勤労制の期間拡大と労組法改悪反対を要求している。 今回の青年労働者宣言は3月6日午後12時30分頃、 化繊食品労組パリバゲット支会のイム・チョンニン支会長が提案して始まり、 3時間半で323人が書名した。 製パン技師、ネイバー、スマイルゲート、ライダー、大学院助手、放送作家、クーパン宅配ドライバー、芸術講師、写真家、カフェ アルバイト労働者など、 多様な業種で働く青年たちが声をあげた。

彼らは「経社労委は、財閥の念願事項を処理するために『青年』を盗用している」とし 「経社労委の議論の内容は、財閥が朴槿恵(パク・クネ)前大統領に数十億ウォンの不法資金の出資を約束して渡した 『代替労働許容、争議行為要件強化、製造業派遣勤労許容、争議行為に対する厳格な法執行』等と全く同じだ」と指摘した。

また経社労委に対し、 △「青年」を盾にして青年たちの未来を売り渡すな、 △弾力勤労制期間拡大改悪中断、 △ILO中核的協約批准でさらに多くの青年に労組ができるようにすることを要求した。

イム支会長は「経社労委本会議を前にした青年労働者宣言」で 「週52時間勤務制施行を前に会社は労組を無視して勤務時間を無理に短縮させた。 生産量はそのままなのに時間だけを減らそうとし、 これに反発する人々にはミニ弾力勤務を強要した」とし 「仕事は全く同じだが、賃金はむしろ下がっている」とパリバゲットの現場の状況を説明した。

イム支会長は 「弾力勤労制の単位期間が拡大すれば、 会社は『限界を超えた努力をしても補償はしない』賃金体系を作れるようになる」とし 「弾力勤労制適用期間の拡大は、団体協約を結べない労働組合の外にいる青年労働者たちにとっては災難であり、 無料夜勤法」だと指摘した。 続いて「経社労委が提示した保護装置は、労働組合がない会社の女にはむなしい。 社長が選んだ幽霊労働者代表が同意すれば、11時間の休み時間を与えなくてもいい」と批判した。

イム支会長は、政府の最低賃金値上げの公約にも問題があると批判した。 イム支会長は「最低賃金の値上げで月給が17万ウォン上がるはずだったが 手当てと賞与金が基本給に含まれることになり、結局は賃金凍結だった」とし 「政府が最低賃金を大幅に値上げするといいながら、 法を変えて企業が小細工することを認めたため」と批判した。

青年だけでなく各界各層の市民も弾力勤労制期間拡大に反対し、経社労委を圧迫している。 シン・インス弁護士(民主労総法律院)は2月27日から経社労委建物の前で労働法改悪反対を要求してハンストを続けており、 労働法の法律家による座り込みも続いている。 非正規職100人代表団は3月5日、経社労委のムン・ソンヒョン委員長との面談の後、 7階の大会議室で抗議座り込みに突入した。

全国20の人権団体も3月6日 「文在寅政府は経社労委を前に出した労働法改悪の試みを即刻中断しろ」という共同糾弾声明を出し、 本会議そのものに反対し始めた。 人権運動ネットワーク・パラム、国際民主連帯、全国障害者差別撤廃連帯などの人権団体は 「経社労委制度改善委が提出した案は国際人権基準に反しており、 労働者のスト権をはじめとする労働三権を深刻に後退させる」とし 「人権団体は経社労委の労働権後退の試みを糾弾し、 3月7日に経社労委全体会議を開くな」と明らかにした。

「非正規職、青年、女性委員経社労委本会議に不参加を」

一方、3月7日に開かれる経社労委本会議自体を決裂させろという声もあがっている。 本会議は経社労委各部門委員の過半数以上が参加しなければ開けない。

「非正規職もうやめろ1100万非正規職共同闘争」は3月6日、 非正規職、青年、女性委員が経社労委本会議に不参加しろという声明を出した。 彼らは「非正規職、女性、青年委員が参加しなければ、 経社労委は弾力勤労制拡大を決められない」とし 「非正規職、女性、青年委員が断固不参加を宣言し、 弾力勤労制の拡大を阻止することに連帯するよう期待する」と明らかにした。

続いて「最低賃金制改悪に続いて弾力勤労制まで推進すれば、 2000万労働者の人生はさらに悪化する」とし 「もし弾力勤労制労働改悪経社労委本会議に参加すれば、 これは非正規職、女性、青年の名で労働改悪に賦役する決定になる」と警告した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-03-09 17:49:30 / Last modified on 2019-03-09 17:49:31 Copyright: Default

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