本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:民主労総代議員大会、経社労委参加を否決
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1548985886431St...
Status: published
View


民主労総代議員大会、経社労委参加を否決

『不参加』、『条件付き参加』、『参加』修正発議案をすべて否決

キム・ハンジュ記者 2019.01.29 02:56

民主労総が代議員大会で、経済社会労働委員会(経社労委)への参加の案件を否決した。 民主労総執行部は今後、臨時代議員大会を招集して経社労委参加否決による新しい事業計画案を提出し、 承認を受けると明らかにした。

民主労総は1月28日午後3時、 江西区のKBSアリーナ・ホールで67次定期代議員大会を開いた。 1273人の代議員のうち1千人もの代議員が参加した。 代議員大会は民主労総の最高議決機構だ。

民主労総執行部はこの日の代議員大会で、経社労委への参加を通して議題を主導し、 政策介入力を高めるという案件を上程した。 民主労総の経社労委参加の可否は、これまで組織の内部で賛否議論が熱かった事案だ。 そのため執行部が提示した原案以外に経社労委参加方針に関する3本の修正動議が現場で発議された。 だが上程された3本の修正案をめぐり賛否投票を実施した結果、 3つの案はすべて否決された。

左派陣営の代議員181人が発議した1番修正案は、 経社労委に参加せずに対政府闘争を決議するという案だ。 金属労組が発議した2番修正案は、政府が弾力勤労制改悪撤回、 ILO中核的協約批准など4つの措置を先行させなければ参加できないという「条件付き参加案」だ。 産別代表者8人(建設産業連盟、サービス連盟、保健医療労組など)が発議した3番案は、 経社労委に参加はするものの、政府が労働改悪を強行すれば脱退するという内容だ。

賛否投票の結果、1番修正案は賛成率34.5%(在席958人、賛成331票)、 2番修正案は38.6%(在席936人、賛成362人)、 3番修正案は44.1%(在席911人、賛成402票)で、 どれも過半を越えられずに最終的に否決された。

すべての修正案が否決されると、一部の代議員は執行部が上程した原案を採決しようと要求した。 これにキム・ミョンファン議長は 「修正案を受ける過程で執行部は原案をこれ以上主張しないと話した」とし、 採決の要請を拒否した。 だが原案採決処理をめぐり代議員の攻防が28日深夜12時まで続いた。 空転が続いたためキム・ミョンファン議長は臨時代議員大会を招集し、 新しい交渉、闘争戦略を提出すると明らかにして散会を宣言した。

これにより民主労総は、経社労委参加の可否を除く修正された2019年事業計画を臨時代議員大会に提出する計画だ。 キム・ヒョンソク民主労総スポークスマンは 「臨時大会は経社労委参加を除く事業計画案件を扱う予定」とし 「臨時大会で経社労委参加の可否は扱わない」と明らかにした。 代議員大会は大会日から30日前までに日時、議題などを明記して召集公告をする。

一方、この日の代議員大会には故キム・ヨンギュンのお母さんキム・ミスク氏が参加して、 民主労総の強力な闘争を要請した。 キム氏は開幕式で「ヨンギュンのような息子たちがあまりにも苦しみながら生きている」とし 「韓国の企業が金の力で人をモノ扱いして、死に追い立てている。 民主労総も私と一緒に強力な闘争で最後まで共に戦ってくれることをお願いする」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-02-01 10:51:26 / Last modified on 2019-02-01 10:51:27 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について