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検察「民主労総は癌のような存在」…キム・スオクの令状請求書に「労組嫌悪」

故キム・ヨンギュンの母「息子のために拘束まで」嘆願書提出

キム・ハンジュ記者 2019.01.21 12:59

検察が非正規職労働者に対し 「民主労総は癌のような存在」だとして拘束令状を請求し、 議論が予想される。

先立って「文在寅(ムン・ジェイン)大統領と対話を要求する非正規職100人代表団(以下非正規職代表団)」は 1月18日に青瓦台の前で「キム・ヨンギュン真相究明・責任者処罰」、 「非正規職もうやめろ」、 「不法派遣使用者処罰」、「正規職転換」と書かれた横断幕を広げるデモをした。 警察はわずか10秒で暴力的に6人を連行した。 検察は連行者の1人、起亜車非正規職支会のキム・スオク支会長に対して事前拘束令状を請求した。

チャムセサンが入手したキム支会長の令状請求書によれば、 検察は「被疑者は法体系を無視して非正規職の解決を要求して不法な暴力集団闘争を続け、 韓国社会は繰り返される不法暴力集会・デモに慣れて不法に寛大になっている」と明らかにした。

検察はまた「大統領と政府、および政界でも (1)民主労総と全教組はこれ以上社会的弱者ではないと考える、 (2)党最高委員、重鎮議員連席会議で民主労総は大韓民国の法治と経済を亡ぼす癌のような存在 (3)民労総だから手をつけないということは有り得ない(…) (4)民主労総の不法行為に対して今後厳しく処断するように検察に指示するなど、 労働界の不法行為に対しては厳重な処置を指示を要請した」と伝えた。 政府と政界の「労組嫌悪」発言を検察がそのまま引用して令状請求書に書いたのだ。

[出処:文在寅大統領との面談を要求する非正規職100人代表団]

非正規職代表団は 「青瓦台は非正規職労働者の要求、キム・ヨンギュンの遺言を欺瞞した」とし 「故キム・ヨンギュンは石炭運送機械に挟まれ命を失った。 彼が最後に残した言葉は 『文在寅(ムン・ジェイン)大統領、非正規職労働者と直接対話しましょう』だった。 キャンドルの力で当選した文在寅大統領は 不平等の核心である非正規職問題の解決を要求したキム・スオクを拘束しようとしている」と明らかにした。

また「警察は10秒間シュプレヒコールをあげたという理由で解散命令もせず、 ミランダ告知もせずに暴力的に連行した。 『包容国家』を叫ぶ政府が財閥は迎賓級で接待し、 非正規職は拘束する状況を糾弾する」と明らかにした。

一方、故キム・ヨンギュンの母親のキム・ミスク氏は 「キム・スオクはヨンギュンのような非正規職労働者で、 ヨンギュンのくやしい死を知らせて問題解決のための真相究明と責任者の処罰、 そして正規職転換をしてくれとプラカードを持った」とし 「息子のために拘束されて申し訳なく、どうすればいいのかわからない。 私の気持ちを推し量って拘束しないでほしい」という内容の嘆願書を裁判所に提出した。

キム支会長の令状実質審査は 1月21日午後3時に開かれる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-01-27 16:40:24 / Last modified on 2019-01-27 16:40:25 Copyright: Default

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