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労働界左派陣営「民主労総の経社労委参加阻止に総力」

大会当日「経社労委阻止事前決意大会」開催へ

キム・ハンジュ記者 2019.01.13 19:39

民主労総のキム・ミョンファン委員長が経済社会労働委員会参加意志を表明したが、 労働界左派グループが一か所に集まって民主労総の経社労委参加を阻止し、 闘争を拡大しようという決意を明らかにした。

労働戦線、労働者連帯、社会変革労働者党などの左派グループは1月13日、 民主労総の13階で 「文在寅(ムン・ジェイン)政府と労働運動の課題:経社労委参加ではなく闘争建設で」という討論会を開いた。 彼らは討論会で 「経社労委は、政権と資本が労働改悪のために作った国家機構」とし、 「キム・ミョンファン委員長が現場の声を無視して経社労委参加の案件を代議員大会に上程するのなら、 われわれは階級的自尊心をかけて必ず阻止する」と宣言した。

そのため左派グループは民主労総代議員大会が開かれる1月28日、 江西区の88体育館で経社労委参加を阻止するための事前決意大会を開く。 また来る19日の全国労働者大会の直後に現場活動家を中心とする代議員討論会を開く。 代議員大会の前まで産業別、地域別現場の会を通じ、 経社労委参加反対の世論を拡大する計画だ。 同時に各左派単位の声明、組合員連名署名も組織する予定だ。

変革党のイ・スンチョル党員(元民主労総組織争議室長)はこの日の討論会で 「文在寅(ムン・ジェイン)政府は経社労委を通して労働時間と賃金の柔軟化を進めようとしている。 弾力勤労制期間単位拡大と最低賃金決定体系改編がそれだ」とし 「以前、金大中(キム・デジュン)政府も社会的対話機構を通じて雇用柔軟化を完成し、 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は雇用形態の柔軟化を貫徹した。 政府が目的を持って社会的対話に臨んだ結果だ。 労働基本権は社会的対話でやりとりするものではない。 労働者の闘争で、私たちが争奪する」と明らかにした。

労働者連帯のキム・ハヨン運営委員は 「一角では経社労委に参加すれば労働者も得るものがあるのではないかという『活用論』を主張するが、 経済危機が深まっている状況では経社労委は労働者に一方的な譲歩を強要するだけ」とし 「条件付き参加では、また労働者に混乱を持ち込むだけだ。 争点について民主労総指導部の意志が不明だからだ。 さらにわれわれは経社労委不参加を越えて、 改悪を阻止する闘争を宣言しなければならない」と強調した。

討論パネルの中で唯一民主労総指導部に属する民主労総のヤン・ドンギュ副委員長も 「現在、文在寅(ムン・ジェイン)政府は最低賃金決定体系改悪、 弾力勤労制期間単位拡大など『労働改悪総合パッケージ』を推進している」とし 「そのため故キム・ヨンギュン非正規職闘争などが拡大したが、 民主労総はこうした闘争動力を見せずにいる。 むしろ労働界の要求を経社労委に参加しなければ貫徹できないという観念に捕らわれているようだ。 かなりの数の民主労総中央執行委員も経社労委を拒否している状況」と話した。

この日の討論会には100人にのぼる労働者が参加して志を同じくした。 金属労組コルテック支会のイ・イングン支会長は 「労働を尊重するという文在寅政府でも、相変らず整理解雇は行なわれている。 いつまでも労働者が苦痛分担に耐えるだけではない」と話し、 起亜車非正規職支会のキム・スオク支会長は 「非正規職は当事者の声をあげている。 経社労委に参加せず、私たちが戦えばできるという姿を見せている。 民主労総の執行部は闘争の現場を見なければならない」と強調した。

左派グループはこの日の討論会に出てきた内容を反映して、 経社労委参加反対フレームを強化していく計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-01-17 04:51:35 / Last modified on 2019-01-17 04:51:36 Copyright: Default

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