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「大統領は答えろ」…全国でキム・ヨンギュンの葬儀ためのキャンドル

19日5次汎国民追慕祭、最大規模を予想…「旧正月前に故キム・ヨンギュン氏の葬儀を」

パク・タソル記者 2019.01.12 19:53

昨年12月11日、発電所下請非正規職青年労働者のキム・ヨンギュン氏がベルトコンベアに狭まれて亡くなってから1か月が過ぎた。 この一か月間、遺族と労働界および市民社会が死亡の真相究明と責任者処罰、発電所非正規職の正規職化を要求したが、何も変わっていない。 遺族が国会を行き来して「キム・ヨンギュン法」と呼ばれる産業安全法改正案が通過したが、 重大災害を犯した企業を処罰したり、 キム・ヨンギュン氏のような発電所での危険の外注化は防げなかった。

1月12日午後、ソウル市の光化門広場で開かれた 「24歳青年非正規職故キム・ヨンギュン4次汎国民追慕祭」で市民たちは 「私がキム・ヨンギュンだ」とし、 「死の外注化を今すぐ止めろ」と叫んだ。 そして故キム・ヨンギュン氏の葬儀を遺族の要求通りに旧正月前に行うために、 文在寅(ムン・ジェイン)政府が19日までに遺族、労働者、市民の要求に回答することを要求した。

前日の18日、故キム・ヨンギュン市民対策委と故キム・ヨンギュン氏の遺族は 真相究明委員会の構成などの内容を含む対政府要求案を発表した。

[出処:故キム・ヨンギュン市民対策委]

今日、遺族のキム・ミスク氏は 「特別勤労監督は会社と国が決めた人だけで構成されていて信じられない。 今回の真相究明をする時だけは私たちの側の人々を入れて、 すべてを明らかにしてくやしい死を立証したい。 死なずにすんだはずの多くの人がなぜ怪我をして死ななければならなかったのか、 国と西部発電に連続殺人の責任を問いたい」と明らかにした。

また「息子の望みどおりに非正規職が正規職化され、 庶民も人権を得て人が人間らしく暮らせる国になることを懇々と望む」とし 「大統領が公共機関で正規職転換するとおっしゃった、その約束を守ってくれると思う。 今回だめなら二度と機会がないだろう。 腐りきった国を正しく立て直すために先頭に立ってくれるよう、切にお願いする」と訴えた。

公共運輸労組韓国発電技術支部泰安火力支会のイ・ジュンソク支会長は、 大統領の決断を望んでひざをついた。

イ支会長は 「民主党代表のイ・ヘチャン議員は12月21日に遺体安置所を訪問し、 故キム・ヨンギュン氏の同僚は必ず正規職化しろという遺族の要求に 『労働部と産業資源部と会って今年(2018年)の終わりまでに終わらせるたい』と約束した。 だが年が明けてヨンギュンが死亡して1か月経った今、 政府の発電民営化と外注化政策は変わっていない」と指摘した。

続いて「発電社は1年前から公共運輸労組所属発電非正規職連帯会議が提起し続けてきた発電5社の統合協議体構成を今になってしようと言っているが、 具体的な発電外注化の中断と正規職転換対策は出さない。 彼らは明らかに子会社を作ろうとしている」とし 「発電社燃料環境設備の運転業務は旧韓電子会社、 現在は民間業者の韓電産業開発が一括統合し、 韓電の子会社化して、 経常整備は韓電KPSが吸収するといううわさもある」と話した。

イ支会長は 「不法派遣を禁止して、死の外注化を止め、 元請の発電5社が30年前に彼らの業務だった仕事で今からでも直接雇用して、 現場での差別待遇と死がなくならなければこの戦いは終わらない」とし 「文在寅大統領様、 お願いですからキム・ヨンギュンの遺族の恨みをはらしてくれ」と、 ひざまずいて涙で訴えた。

「キム・ヨンギュンの遺族が一緒にする今が機会」

労働健康連帯のチョン・ウジュン活動家は、重大災害企業処罰法の制定を要求した。 チョン氏は「九宜駅惨事当時、死亡したキム君の元請企業のソウル・メトロは わずかな罰金を払って放免された。 キム・ヨンギュン氏が死んだ泰安火力発電所も、いつも事故がおきていたのに、 元請の西部発電は処罰されなかった」とし 「元請の殺人行為に対する処罰が入っていないのが 今回の産安法改正案で最も残念な部分」と指摘した。

チョン氏は「故意的、反復的な労働者の死亡に対する企業の処罰を含む企業殺人法の元祖である英国では、 遺族の力でこの法が作られた」とし 「キム・ヨンギュンの遺族が一緒にしている今が機会だ。 国会で眠っている企業殺人法を制定まで進めなければならない」と声を高めた。

追慕祭の後、市民はキャンドルを持って鍾路方向へとデモ行進し、 世運商街広場で整理集会を開いた。 4次汎国民追慕祭はソウルをはじめ釜山、京畿、仁川、忠南、忠北など、 10の地域で同時に進められた。

19日5次汎国民追慕祭、歴代最大規模予想

一方、1月19日に開かれる5次汎国民追慕祭は、 これまでの汎国民追慕祭を越える最大の規模で行われる予定だ。 この日、民主労総の主催で全国労働者大会が午後2時に開かれ、 午後3時30分から5次汎国民追慕祭が始まる。 1月12日に全国10の地域でそれぞれ開かれた汎国民追慕祭は、 1月19日にはソウル地域に集中する。

民主労総のキム・ギョンジャ副委員長は 「民主労総は多くの集会を開いているが、 全国労働者大会を開くということは組織的な責任を負うという意味」とし 「5次汎国民追慕祭に最も多くの労働者が集まるように組織する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-01-17 04:50:42 / Last modified on 2019-01-17 04:50:43 Copyright: Default

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