本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:連帯で耐えた高空籠城500日
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1547490729312St...
Status: published
View


連帯で耐えた高空籠城500日

[寄稿](3)1月12日、また『連帯』の力が必要です

イ・サムョン(民主労総公共運輸労組タクシー支部政策委員長) 2019.01.10 14:01

タクシーの公共性毀損(乗車拒否、不親切、乱暴運転、事故発生率および死亡事故率1位)k 根絶と タクシー労働者月給制争奪のためのキム・ジェジュ タクシー解雇労働者の全州市庁高空籠城闘争が 今日で494日を過ぎた。 1月16日には高空籠城500日をむかえる。

キム・ジェジュ同志の高空籠城494日! その一日一日は当事者や座込場を死守するタクシー支部組合員には悲観と希望、 分裂と団結、怒りと闘争という血、涙の連続だった。 悲観と分裂、そして怒りという数回の危機で揺れるたびに 希望と団結、そして闘争で転移した力はまさに『連帯』であった。

[出処:チャムセサン資料写真]

高空籠城の初期、キム・ジェジュは横70cm、長さ180cm、高さ60cmという遺体を入れるような照明塔の鉄製ボックスの空間で120日余りを耐えた。 その中で仲間たちには知らせることもできない健康の危機が最も早く訪れた。 道友の会所属のナ・インチョン韓医師が座り込み初期からひそかに寄って行った。 今でも三日間隔でただ通り過ぎる市民のように寄って行ったりする。

座込場の下では毎日午後6時の文化祭、そして毎週水曜の昼に定期集会が開かれる。 ストライキ闘争でもないがタクシー労働者たちが現場で高額の不法社納金を稼いで、 座込場徹夜守備隊、一日文化祭と水曜定期集会を死守するのは不可能に思われた。 だが今まで一度もかかさずスケジュールを死守してきた。 毎日午後6時に座込場を守ったセウォル号南門座込場守備隊の仲間たち、 韓国GM非正規支会群山工場の仲間たち、 現代自動車現場同志会、公共運輸労組全北バス支部、 そして全国の闘争する労働者と市民。 連帯したすべての人を話すにはこの紙面をつくしても足りない。 一日文化祭と水曜定期集会を一回ももれなく死守した力はまさに『連帯』であった。

キム・ジェジュ同志の高空籠城は長期化したが不法経営(社納金制)を続けるタクシー資本に対して摘発と処罰をするべき全州市庁は黙々無返答だった。 さらに2016年2月5日に約束した労使政確約(用役による全額管理制施行)まで紙切れにしてしまった。 だが悲観と分裂、そして怒りという危機を団結と闘争に転じた力は、 まさに3.31全州希望バス「連帯」であった。 公の組織まで敗北を認めろと言っていた時、3.31.全州希望バスは「希望」そのものだった。 地方政府を動かし、19社の不法経営タクシー事業主の1次処罰が行われた。

[出処:チャムセサン資料写真]

その後、決して退くことはできないという意志でタクシー支部闘争と高空籠城は続いたが、 不法経営タクシー事業主の一部は1次処罰にもかかわらず、 月給制施行を頑強に拒否した。 今や2次処罰で強制する方法しかなかった。 2次処罰は3次処罰へ、そして免許権の一部取り消しと全面取り消しへと行く重要な勝負所だった。 タクシー支部解雇労働者たちの先鋒闘争で処罰機関の全州市庁占拠座り込みに突入したが、 全州市庁は2次処罰ではなく強制鎮圧で威嚇してきた。 これを阻止したのも9月1日の労働者、市民共同行動という『連帯』であった。 全国の闘争する事業場労働者と市民が全州市庁広場を包囲した。 結局、全州市庁は月給制施行を拒否するタクシー事業場に2次処分を断行した。 『連帯』なしでは不可能な闘争だった。

高空籠城500日が近付いているが、まだ事業主たちは法令に準じる月給制施行を頑強に拒否して、不法社納金制を維持すると粘る。 彼らに二回目の行政処分が出た現在、全州市の21の一般タクシー事業主のうち7社がまだ月給制施行を拒否している。 この7社は二回の行政処分に対して裁判所に異議申請をして、高額の弁護士を選任して、 時間稼ぎでわれわれの闘争を無力化するために懸命になっている。

これら7社は現闘争において民主労総公共運輸労組タクシー支部(以下『タクシー支部』)の組合員が所属する核心事業場だ。 だから残忍な最長期高空籠城記録が毎日毎日新しく書かれているが、 キム・ジェジュは「私の体が壊れても7社が月給制施行を確約するまで決して退けない」と高空籠城を続けている。 また二回の行政処分にも粘り続けるタクシー事業主に対抗し、 高空籠城を援護するための市民、社会対策委は毎日全州地方法院に対して 迅速な処分判決を要求する出勤闘争を進めている。

タクシー支部は1月12日(土)午後2時、全州市庁広場で高空籠城500日闘争勝利決意大会を開く。 キム・ジェジュ同志が地面を踏めるように、また『連帯』の力が必要だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-01-15 03:32:09 / Last modified on 2019-01-15 03:32:10 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について