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非正規職の5つの質問、大統領に届くか?

各界の非正規職労働者が集まって18日、19日に連帯闘争を提案

パク・タソル記者 2019.01.09 15:02

各界の非正規職労働者たちが文在寅(ムン・ジェイン)大統領にもう一度の出会いを要求した。 故キム・ヨンギュン氏が死んでから1か月が過ぎたが、 死亡に対する真相究明も、責任者処罰も、安全の外注化問題も、 解決していないからだ。

文在寅大統領との対話を要求する非正規職100人代表団」は1月9日午後12時に光化門広場で記者会見を行って 文大統領に問う五つの質問を発表した。 1月10日に予定された大統領新年記者会見に合わせて非正規職懸案を大統領に公開で質問したのだ。

五つの質問は、 △遺族が要求する責任者処罰と再発防止対策に対する立場、 △OECD国家のうち正規職転換率が最下位を記録している状況で、期間制法と派遣法に対する立場、 △韓国GM、現代起亜車、旭硝子などの不法派遣事業場の問題を正す意思があるのか、 △公共部門非正規職の正規職転換と労組法第2条改正による特殊雇用労働者および期間制教師の労働三権を保障する意思があるのか、 △最も危険なところで、最も苦しく働く各界各層の非正規職労働者100人と会って対話する気はないか、だ。

彼らは「18日と19日の2日間、 危険の外注化中断と常時業務労働者の正規職転換、 労災事故の時の元請責任者処罰、 中途半端な産業法改正案を越える重大災害企業処罰法制定を要求して戦う」とし 「『私がキム・ヨンギュン』と考えている多くの非正規職に一緒にしようと提案する」と明らかにした。 彼らは18日から2日間、青瓦台の前での座り込みを企画している。

この日の記者会見には各界各層の非正規職労働者が参加して、 非正規職労働の危険性と法と制度によって疎外された状況などを証言した。

公共運輸労組韓国発電技術支部のシン・デウォン支部長は 「わが支部の大切な同志であったヨンギュンの事故の知らせに接してちょうど1か月になった。 責任者の処罰もされず、真相究明も不透明で、同僚と遺族ともに苦痛な時間だった」とし 「発電社が事故がおきたのと同じ設備を改善するとわめいているが、 最初から労働者の要求を受け入れていればこのような事故は防ぐことができた。 目隠し行政を頼むから止めることを願う」と訴えた。

シン支部長は「正規職転換、労働者直接雇用、予算確保、人員拡充、2人1組マニュアルなどを言葉だけで言うのでなく実践しろ」とし 「政府が介入してはっきりと終わらせなければならない」と要求した。

建設労組のイ・ヨンチョル副委員長は重大災害企業処罰法の制定を要求した。 イ副委員長は 「一日に2人の割合で死ぬ建設労働者の死はあまりにも多く、 新聞記事でもたった一行で伝えられるだけ」とし 「文在寅政府が任期内に労災死亡を半分に減らすというが、 果たしてその意志があるのか考えさせられる」と疑った。

イ副委員長は「建設現場の多くの労災にもかかわらず、どこかの元請建設会社一つもきちんと処罰されない。 単純に建設労働者が安全規則を守らなかったというが、 元請がまともに処罰されれば建設現場の労災事故は半分以上減らせる」と話した。

現代自動車非正規職全州支会のイ・ビョンフン支会長は 「労組をしたという理由で労働者に対する弾圧、告訴告発、解雇が無慈悲に起きているが、 15年間不法派遣を行った現代起亜車の鄭夢九(チョン・モング)会長や鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長は何の処罰も受けていない」とし 「大統領が不法派遣問題と10大財閥の不法問題さえ解決すれば、 良質の雇用40万個が創出できるといったが、 まず鄭夢九からしっかり処罰しなければならない」と声を高めた。

一方、文在寅大統領は1月7日、 中小・ベンチャー企業家を青瓦台迎賓館に招いて投資活性化のために全面的な支援をすると明らかにした。 この日、文大統領は「(今後)大企業、小商工人、労働界など、 多様な経済主導者と順に会う予定」だと話した。

文大統領は昨年7月には 「主要企業家とのビヤホールミーティング」を開いて 現代自動車の鄭義宣副会長、 具本俊(ク・ボンジュン)LG副会長など企業の8人を青瓦台に招請し、 雇用創出をはじめとする経済懸案を議論した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-01-15 03:29:05 / Last modified on 2019-01-15 03:29:07 Copyright: Default

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