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ファインテック高空、ハンストまで...労使交渉なぜ解けないか?

「ニセ子会社」ファインテックを再稼働しようというスターフレックス…責任回避に汲汲

キム・ハンジュ記者 2019.01.07 15:17

ファインテック労使交渉が難航を繰り返している。 1月3日の4次交渉で使用者側は「ファインテック(子会社)再稼働」案を提示し、 労働側は「ファインテック運営にスターフレックス(元請)が法的責任を負う条件」を要求した。 使用者側がこれを拒否し、交渉は空転を繰り返している。 チャムセサンが具体的な交渉の争点を整理してみた。

「スターフレックス(ファインテック)闘争勝利のための共同行動」によれば、 スターフレックスのキム・セグォン代表は4次交渉でファインテックを再稼働させ、 労働者を雇用する案を明らかにした。 ファインテック工場の運営に1億〜1億 5千万ウォンを投資するという。 ただし、スターフレックスでの直接雇用はできないという立場だ。 雇用期間も3年に制限する方案を明らかにしたという。

金属労組ファインテック支会(以下労組)は当初の直接雇用の要求から一歩退いた状況だ。 ただし、子会社を運営するために元請が法的責任を負えと主張してきた。 したがって労組はスターフレックスのキム・セグォン代表理事が労使合意書に署名することを要求した。 しかしキム代表はこれさえもできないという立場だ。 個人として署名することはできるが、代表理事の名義で署名することはできないということだ。

ファインテックはスターフレックスが2016年1月に設立したペーパーカンパニーだ。 ファインテック代表はスターフレックスのキム・セグォン代表理事ではなく、 カン・ミンピョ専務が引き受けた。 ファインテックはスターフレックスとは関係がない製品を生産し、 生産物量も順次減らしていった。 設立以後、新規社員は雇用せず、労組と約束した団体協約継承も拒否した。 結局、2016年末に会社はファインテック工場から機械を撤収した。 労組はファインテックが「労働者を干して殺すめに企画された」と反発し、 スターフレックスは「ファインテックはスターフレックスとは関係がない」と責任を回避してきた。

現在の労組の基本要求は、過去のファインテックの問題を繰り返してはいけないということだ。 したがって、ファインテックを再稼働するものの、△労使合意書にスターフレックスのキム・セグォン代表理事が署名すること (ファインテック代表理事をキム・セグォンとすること)、 △子会社が廃業する時はスターフレックスが3継承(雇用、労組、団体協約)するという但書条項を明示することなどを要求した。 だが使用者側はこれをすべて拒否し、4次交渉は決裂した。

労働側の交渉委員は 「使用者側は3年の雇用制限と、思わしくない投資規模を明らかにした」とし 「使用者側には最初からファインテックを正常に運営する意志がなかったと見られる。 スターフレックスのキム・セグォン代表がファインテック代表を引き受けろということも拒否したが、 これは法的責任から完全に抜け出そうとする小細工」だと明らかにした。

チャムセサンはスターフレックス側に通話を試みたが、 担当者とつながらないという理由で立場を聞くことができなかった。

一方、 ファインテック支会のパク・チュノ、ホン・ギタク組合員は422日間、 木洞の熱併合発電所煙突の上で高空籠城し、2日間のハンストを行っている。 ファインテック支会のチャ・ガンホ支会長も29日間のハンストを、 市民社会、宗教界のパク・レグン(パンネグン)、ナ・スング、パク・スンニョル、ソン・ギョンドンも21日間ハンストを続けている。

ファインテックの5次労使交渉の日程は決まっていない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-01-10 19:29:17 / Last modified on 2019-01-10 19:29:18 Copyright: Default

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