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ファインテック4次交渉合意不発…使用者側、直接雇用不可と粘る

大量解雇で図体を大きくしたスターフレックス…直接雇用だめ?

キム・ハンジュ記者 2019.01.03 23:43

ファインテック労使が1月3日、ソウル市陽川区の社会的経済支援センターで 4回目交渉を進めたが、合意に至らなかった。 スターフレックス(ファインテック親会社)のキム・セグォン代表が 直接雇用不可の立場を固守したためだ。 労組は418日間高空籠城を続けているファインテック支会の パク・チュノ、ホン・ギタク組合員を一日も早く降ろさなければならないという気持ちで交渉を続けていくと明らかにした。

「スターフレックス(ファインテック)闘争勝利のための共同行動」は1月3日、 ブリーフィングで 「亀尾スターケミカル(ファインテック支会チャ・ガンホ支会長)煙突座り込み合意および約束破棄のような状況を繰り返さないために、 これまで労組はスターフレックスの雇用継承を要求してきたが、 使用者側は粘り続けた」とし 「労組は煙突の上の二人の労働者(パク・チュノ、ホン・ギタク)を生かすという切迫した気持ちで、 どんな方式であれ、スターフレックスのキム・セグォン代表理事が責任を取る方案を出せと要請した」と明らかにした。

続いて「スターフレックスは数百億ウォンの社内留保金を保有しているのに約束を破棄し、 二回目の煙突座り込みが400日を遥かに越えた労働者に対しても全く責任ある姿勢を見せずにいる」とし 「労組は煙突の上の二人の同志が一日も早く降りることを望む気持ちで交渉を続けていきたい。 使用者側が責任ある姿勢で問題解決に動くことを改めて要求する」と伝えた。

大量解雇で図体を膨らませながら直接雇用はだめだというスターフレックス

一方、スターフレックスはこれまで「工場食い逃げ」、 大量解雇で図体を膨らませてきたのに 直接雇用を拒否したことに批判の声が高まっている。

2018年3分期のスターフレックス社内留保金(利益余剰金+資本余剰金)は700億ウォンを超える。 利益余剰金は2010年の399億ウォンから2018年3分期には505億ウォンに増加した。 スターフレックスが図体を大きくするまで「工場食い逃げ」、労働者の大量解雇があった。

スターフレックスのキム・セグォン代表は2013年1月、 子会社スターケミカルを清算して廃業するとし、 労働者約100人を街頭に追い出した。 当時、キム代表はスターケミカルの前身である韓国合繊を339億ウォンの安値で買収し、 労働者の雇用を約束した。

スターフレックスは現在、スターケミカルの清算作業を進めている。 スターフレックス事業報告書によれば、 使用者側は2015年12月に機械設備売買契約を締結し、 2018年6月に慶北道庁に土地分割を告示した。 労働者たちが働く現場を分けて売却しようとしているのだ。 ファインテック支会のホン・ギタク組合員は3日「BBSチョン・ヨンシンの朝ジャーナル」で 「(スターフレックスが)土地を売って得る利益だけでも330億ウォンにのぼる。 機械設備、スクラップ、銅まで入れれば750億から850億ウォン程度」と話した。

金属労組ファインテック支会のパク・チュノ、ホン・ギタク組合員は 木洞熱併合発電所高さ75mの煙突で418日間高空籠城をしている。 チャ・ガンホ支会長は25日間、ハンストを続けている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-01-07 18:15:57 / Last modified on 2019-01-07 18:15:58 Copyright: Default

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