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ユソン企業労働者2人を拘束する国家…「法の前の平等はない」

司法府・検警、8年間の労組破壊を無視して労働者は拘束

キム・ハンジュ記者 2018.12.27 10:25

ユソン企業役員負傷事件を理由として 金属労組ユソン企業支会(以下労組)の組合員2人が拘束された。 労組は「法の前の平等は偽り」とし 「労組の破壊者たちは大手を振って通りを闊歩しているのに 8年間、被害者として暮らしてきた組合員が法律違反者になる現実」と糾弾した。

大田地方法院天安支院は12月27日午前1時頃、 労組組合員2人に対して拘束令状を発行した。 裁判所は「事案が重大で逃走の恐れがある」と明らかにした。 残る3人への拘束令状申請は 「証拠隠滅や逃走の憂慮がない」として棄却した。 労組は逃走せずにしかるべき責任を負うという立場を明らかにした。 証拠隠滅と逃走の憂慮がない状況で、 司法当局が無理に拘束したのではないかという批判が提起されている。

労組は「労働者には苛酷な法の定規を適用して、 8年間の労組破壊犯罪者には寛大な法執行を糾弾する」とし 「ユソン企業の労働者たちが泣き痛哭した去る8年の歳月に 大韓民国の司法府は何をしていたのか? われわれは8年間で約300人の労働者を苦痛に追い込んだ事業主を 法の審判台にたてるため、 2103日を道路の上で戦わなければならなかった。 法の前の平等を語る司法府の審判は、すでに傾いている」と伝えた。

続いて「われわれは労働部と検察、警察に公共の権力を乱用し、 8年間の労組破壊を幇助して職務を遺棄した罪を問う」とし 「労組を破壊するためにあらゆる不法行為を行ったユソン企業使用者側の責任も最後まで問う。 司法府が閉じ込めた労働三権を私たちの力で取り戻す」と強調した。

また裁判所は労働者たちに令状発布を伝える前にマスコミに報道資料を配布した。 労働者たちは新聞記事で拘束の事実を知った。 労組は「これは常識に反する行動で、 司法府が政治的に判決を出したという批判を免じるのは難しい」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-01-05 12:30:38 / Last modified on 2019-01-05 12:30:41 Copyright: Default

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