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「われわれは難民を歓待する」...難民歓迎文化祭

人権団体、「われわれは難民と共に生きていく」

チョン・ウニ記者 2018.10.20 14:35

「勇敢なあなたを歓迎します。 われわれは難民と共に生きていきます。 難民は私たちと一緒に生きていきます。 世の中のすべての嫌悪に反対します。 世の中のすべての迫害に反対します。」

難民を歓待し連帯するための 難民歓迎文化祭が参加者の熱い呼応の中で進められた。

1020難民歓迎文化祭準備委員会が10月20日午後にソウル市世宗路公園で開いたこの文化祭には、 障害女性共感、難民人権ネットワーク、差別禁止ご飯祭場連帯など、 多様な人権団体が参加して難民と難民申請者などを歓迎し、連帯のメッセージを分けあった。

主催側は 「アジア唯一の難民法が施行されてから5年、 韓国社会では難民に対する関心はいつよりも熱いが、 これはまさに恐れと排斥につながりフェイク・ニュースに変身した」とし 「このイベントを通じ、フェイク・ニュースでさえぎられた本当の難民の顔を見てくれることを願う」とイベントの趣旨を明らかにした。

文化祭にはさまざまな地域から来た難民の発言と公演、 そして歓迎メッセージが行き来した。

ヘルプシリアのアブドゥル・ワラプ事務局長は 「難民は帰れば死ぬかもしれない。 大韓民国も最初は今とは違っていた。 植民地と戦争、独裁を経験し、国際社会から助けを受けた。 今、韓国は難しい地域を助けられる力があり、これは誇らしいことだ。 シリアやイエメンなど、戦争と迫害によってやってきた難民を無視するのをやめよう。 難民はテロリストや犯罪者ではない。 彼らがまた犠牲にならないように、積極的に連帯しよう」と提案した。

バローチスターン出身のある難民は 「パキスタンが祖国を掌握した後、われわれの地域は戦場になった。 人権弾圧と暗殺、失踪が頻繁で、どこにでも死体が発見される。 だから人々は祖国から避難している。 われわれは韓国で暮らせるようになって本当に幸いで、ありがたく思う。 祖国を離れるのは本当に難しくて苦しい決定だった。 ずっと暮らしていけるということがとても難しく危険なので出て行くしかなかった。 ここで安全に暮らすことを希望する」と明らかにした。

難民人権センターでボランティアをしているシン・イルシク氏は 「難民の人生は私たちの人生と違わない。 民主共和国は身分と財産を理由として差別してはならない。 私たちが偶然に持つことになった国籍で差別するのであれば、 われわれは民主共和国とはいえない」とし、難民に対する歓待の心を明らかにした。

文化祭ではカラクペンパ、ストロング アフリカなど 難民の公演チームが出演し、 歓待の雰囲気をさらに培った。

主催側は難民を歓待する立場を出し 「人権の歴史は差別され抑圧されてきた人々が自分の声を上げられる時、 始めてさらに一歩踏み出せる」とし 「われわれは崩れた人生を立て直すために、粘り強く生きていくすべての難民と共に暮らしていく。 歓待、人権、希望、連帯する単語を胸深く刻む。 平等な社会にするためのさらなる一歩みを踏み出し、人権の歴史を難民と共に書いていこう」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-10-22 09:24:34 / Last modified on 2018-10-22 09:24:34 Copyright: Default

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