民主労総16地域本部、大邱労働庁前で「労組破壊容疑者辞任」

「権赫泰庁長辞任闘争は全国闘争の出発点...11月にゼネスト」

民主労総の16の地域本部が 「サムスン甘やかし」の疑惑を受けている 権赫泰(クォン・ヒョクテ)大邱雇用労働庁長の辞任を要求し、 庁長室の占拠座り込みをしている民主労総大邱本部を支持した。 民主労総大邱本部は5日間、庁長室を占拠して座り込みを続けている。

［出処:ニュースミン］

10月15日午後3時、ソウル、釜山など民主労総16の地域本部は大邱雇用労働庁の前で記者会見を行い、 △権赫泰大邱雇用労働庁長辞任、 △労使平和の殿堂全面再検討、 △労働基本権全面保障を要求した。

記者会見には民主労総のイ・サンジン副委員長とソウル、釜山、仁川など8人の地域本部長が直接参加した。 イ・サンジン副委員長は「2013年を振り返ると多くの痛みがあった。 サムスン電子サービス不法派遣という(雇用労働部の)現場調査意見は合法だと結論が出た。 その後、サムスンは勢いをつけて労組を破壊した」とし 「労働部がサムスンの弁護人になって労組を弾圧した。 権赫泰庁長にやましいことがないのなら、 ここに直接出てきて明らかにしなければならない。 16の地域本部、産別労組とともに権赫泰を追い出すために力をつくす」と話した。

キム・ジェハ釜山本部長は 「大邱だけの闘争ではない。 単にサムスン電子サービス労働者だけでなく、 これまで多くの労働者が雇用労働部によって重い病気にかかった」とし 「権赫泰だけでなく、 労働部の名で『資本部』の役割をした人々を全員捉えなければならない」と話した。

▲権赫泰庁長室の前に置かれた故チェ・ジョンボム、ヨム・ホソク氏遺影の前で黙祷する地域本部長。故チェ・ジョンボム、ヨム・ホソク氏はサムスン電子サービス闘争中に自ら命を絶った。［出処:ニュースミン］

彼らは「大邱地域労働者の闘争は、これからの全国的な闘争を作り出す出発点になる」とし 「民主労総16の地域本部はこの闘争を踏み台として 全国的なゼネスト闘争を作り出そうと思う」と明らかにした。

民主労総は11月21日に予定された「11月ゼネラル・ストライキ」に 権赫泰庁長の辞任要求を含める計画だ。

大邱本部は10月11日、 権赫泰庁長の辞任と労使平和の殿堂建設の全面再検討を要求して 権赫泰庁長室を奇襲占拠した後、座り込みを続けている。 権庁長は2013年、ソウル労働庁長に在職していた時期に サムスン電子サービスの不法派遣の結果をひっくり返すのに関与した疑惑を受けている。

現在、大邱本部のイム・ソンヨル首席副本部長、金属労組のチョン・ジョンヒ大邱本部長など7人が座り込みを続けている。 彼らは権庁長が辞任の意思を表明するまで無期限に座り込みをする計画だ。 また、労働庁前のテント座込場でも組合員が座り込みをしており、 毎日午後6時にキャンドル集会を開く。

▲権赫泰庁長室で占拠座り込みをしていた民主労総大邱本部幹部と支持訪問に来た地域本部長［出処:ニュースミン］

民衆党大邱市党(委員長ファン・スンギュ)は10月16日午前10時、 大邱地方検察庁の前で権赫泰庁長の捜査を要求する記者会見を行う。 大邱市党は「民主労総占拠闘争が5日目をむかえているが、 権赫泰庁長には辞任の意思がなく、 対立だけが尖鋭化している」とし 「このような局面を打開するためには、権氏に対する検察の捜査が迅速に行われなければならない」と明らかにした。

大邱本部は10月19日にソウルの国会で開かれる環境労働委員会の6地方雇用労働庁国政監査に出席する 権赫泰庁長を追いかけて、 辞任を要求する予定だ。

一方、大邱雇用労働庁は10月15日午後6時までに合計10回の退去要請をした。 権赫泰庁長はこの日、 雇用労働部で開かれる全国機関長会議に参加した。 権庁長は10月11日、座込者に 「検察の捜査の過程で明らかになる」と答えたが、 その後、特別な立場を明らかにしていない。［記事提携=ニュースミン］

原文(ニュースミン/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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