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ケア労働者が都心をデモ行進「社会サービス院は公約のとおりに履行しろ」

乳母車、車椅子、移動式ベッドを引っ張って社会サービスの公共性強化を要求

パク・タソル記者 2018.10.13 16:58

保育教師、療養保護士、障害者活動支援士、社会福祉労働者が 社会サービスの公共性強化を要求して都心デモ行進をした。 彼らケア労働者はソウル市庁から光化門、鐘閣、乙支路に至る2kmのコースをデモ行進しながら、 最近後退を繰り返している「社会サービス院」をきちんと設立するよう要求した。

公共運輸労組社会サービス共同事業団が主催した「ケア労働者デモ行進」イベントには 約200人のケア労働者たちが参加して10月13日午後3時、ソウル市庁前で開かれた。 本格的なデモ行進の前に単位別の代表者たちは 今回の社会サービス院縮小を糾弾し、 政府と地方自治体は公約のとおりに社会サービス公団を設立しろと明らかにした。

彼らは「ケアサービスは公的財源で支援されているのに、 まさにその運営は民間サービス提供者によって行われている」とし 「ケア労働者の労働権改善のためには 社会サービス公団の設立による公的雇用構造がぜひ必要だ」と強調した。

続いて「文在寅(ムン・ジェイン)政府は社会サービス公団の設立で、 保育、療養などの社会サービスを直接運営し、 ケア労働者を直接雇用するという公約を打ち出したが、 現在、社会サービス公団の公約は社会サービス院設立としてその意味が縮小された」とし 「2019年に施行される予定の4つの地方自治体の社会サービス院試験事業では 保育を含むかどうかが争点になるなど、 公約の実行は遅々として進まない」と憂慮した。

去る12日には地方自治体の中で社会サービス院を公約したソウル市が 「ソウル社会サービス院設立基本計画(仮称)」から 「保育」の部分をまるごと抜いた事実が明らかになって問題になった。

公共運輸労組保育1、2支部のイ・ヒョルリム代表支部長は 「現在、90%を超える国公立保育園は、個人に委託した看板だけの国公立保育園で、 賃金の恐喝、横領、児童虐待、宗教強要、教師のいじめなどの問題が起きても 管理監督がなかった」とし 「社会サービス公団が設立されれば保育園院長の王国はなくなり、 職務を遺棄する公務員もなくなっていたはずだ」と失望感を表わした。 続いて「社会サービス院が縮小され、保育は性格が違うので抜くといったが、 大統領の公約に希望を抱いたキャンドル市民としては 本来の公約のとおりに国家が直接運営する社会サービス院を作らなければならない」と明らかにした。

事前大会の後、約200人のケア労働者たちは 乳母車、車椅子、移動式ベッドを引いて市庁-光化門-鐘閣-乙支路-市庁に至る2kmをデモ行進した。 主催側は乳母車、車椅子、移動式ベッドと続くデモ行進の行列が、 ゆりかごから墓まで、すべての人に必要なケア労働を形状化したと述べた。 参加者はデモ行進の後、「まともな社会サービス院」を象徴する風船を飛ばしてイベントを終えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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