本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:左派単位が民主労総の労使政代表者会議への復帰を批判
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1538748166812St...
Status: published
View


「民主労総、社会的対話への復帰ではなく対政府闘争を宣言せよ」

左派単位が共同声明で民主労総の労使政代表者会議への復帰を批判

パク・タソル記者 2018.09.28 16:25

8月に民主労総が労使政代表者会議に復帰したことをめぐり、批判と憂慮が高まっている。 社会的対話への復帰ではなく、最低賃金法改悪に続いて親企業政策である規制緩和法を押し通している 文在寅(ムン・ジェイン)政府に対する強力な下半期闘争を展開せよという主張だ。

[出処:キム・ハンジュ記者]

労働党、労働戦線、社会変革労働者党など26の左派単位は9月28日に共同声明を出して 「民主労総が5月の最低賃金法改悪に抗議して労使政代表者会議への不参加を宣言した後、 政府はさらに露骨に親企業・新自由主義政策を推進しているにもかかわらず、 民主労総中央執行委が労使政代表者会議への復帰を決めたのは名分がない」とし 「民主労総の指導部は、労使政代表者会議への復帰ではなく、 文在寅政府の親企業政策に反対して闘争しなければならない」と要求した。

左派単位は民主労総指導部が経済社会労働委員会の参加について10月の政策代議員大会で決めるとしていることについても異論を提起した。 彼らは「労使政代表者会議への復帰とともに民主労総が参加する議題別、業種別の委員会の議論は、 経済社会労働委員会の発足以後、その傘下の議題別、業種別委員会の議論がそのまま繰り越される計画」とし 「政策代議員大会は議題別、業種別の社会的対話がすでに始まっている状況で、 経済社会労働委員会への繰り越しを承認する無気力な場になりかねない」と指摘した。

経済社会労働委員会(委員長ムン・ソンヒョン)は、労使政委員会の後に新しく組まれた社会的対話機構で、10月に公式に発足する。 去る6月以後、各種の議題別、業種別委員会を作り、活動を本格化している。 「より多く払い、少なく受け撮る」が解決法として提示されている国民年金も、 10月から議案にして議論を始める。

左派単位は共同声明で 「政府と使用者は、社会的対話と交渉の場でも労働者の条件を攻撃したり譲歩を強要したり、思わしくない提案を押しこむだろう」とし 「民主労総は、これまで『締め切りを切って合意を圧迫する』方式に反対してきたが、 政府与党はすでに『国会の日程を考慮して労使政が10月までに議論を終わらせなければならない』と圧迫している」と憂慮した。

社会変革労働者党のペク・チョンソン執行委員長は 「最近、保健医療労組が合意した『公共病院派遣用役職正規職転換による標準賃金体系ガイドライン』でも見られるように、 労使政対話体そのものが政府の政策を承認するものでしかない」とし 「公共も政府が使用者である状況で、使用者との闘争ではなく対話体を通じて解決できると言うのは 明らかな結果をもたらすだけ」と批判した。

民主労総は去る8月16日の15次中央執行委員会で、 労使政代表者会議復帰を参加者全員一致で決定したが 経済社会労働委員会への参加の問題は 10月の政策代議員大会で決めることにした。

しかし経済社会労働委員会のムン・ソンヒョン委員長は今月の初めにあるメディアとのインタビューで 「民主労総の内部でも社会的対話に参加しなければ、何もできないという認識が共有されている」とし 「10月の民主労総の内部的な会議の後には経済社会労働委員会に参加し、 各種の対話に応じるものと予想される」と話し、 民主労総の復帰を既定事実化している。

政府与党は親企業政策と呼ばれる規制緩和に拍車をかけている。 9月20日には「文在寅印規制革新」と呼ばれる規制緩和法が本会議を通過し、 労働界をはじめとする市民社会が反発した。 共に民主党、自由韓国党、パルン未来党は、 商街賃貸借保護法と規制フリーゾーン法、地域特区法、インターネット専門銀行特例法、 企業構造調整促進法、ICT(情報通信技術)融合促進法などを本会議で処理した。

左派単位はこのような立場を10月17日と18日の民主労総政策代議員大会に提出する予定だ。 これに伴い、さらに多くの組織と活動家が共同声明に連名署名するものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-10-05 23:02:46 / Last modified on 2018-10-05 23:02:47 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について