タクシー労働者、全州市庁奇襲占拠…4階バルコニーにしがみついて全州市長との面談要求

市庁職員と対峙中

タクシー労働者たちが8月31日午前9時30分頃、 全額管理制を要求して全州市庁を占拠した。 労働者の1人は4階バルコニーにしがみついて市庁の占拠現場侵奪を防いでいる。

全国公共運輸労組タクシー支部(以下労組)の労働者約10人は、 全州市庁4階の休憩室を占拠して全額管理制施行を要求した。 4階の休憩室は全州市庁を象徴する瓦屋根の下にある。

市庁側は職員、警備数十人を動員して、占拠現場の侵奪を試みている。 労組が占拠現場の入り口3か所をバリケードで塞いだが、 市庁側は窓で封鎖を突き抜けて侵奪を行った。

これに対抗して労働者1人が4階バルコニーにしがみついて、 侵奪すれば飛び降りると威嚇している。

消防当局はバルコニーにしがみついた 労働者に安全ロープを巻いて説得している。

一方、来る9月1日、全州市庁の前で大規模集会 「9.1労働者・市民共同行動」が開かれる。 全国各地でバス数十大が出発して、千人近い市民が集まるものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。

［2信］タクシー労働者、墜落の危険で市庁の職員後退...占拠試みは持続

扉を挟んで対峙続く

［出処:公共運輸労組タクシー支部］

全州市庁側がタクシー労働者墜落の危険のため、占拠現場から退いた。 先立ってタクシー労働者たちは8月30日午前9時30分頃、 全額管理制(月給制)施行を要求して市庁4階の瓦屋根を占拠した。

4階のバルコニーにしがみついた労働者1人は、10時42分現在、 市庁の職員が占拠現場から退去することを要求している。 全州市庁市民交通課課長はキム・ヨンマン公共運輸労組タクシー支部長と面談するために 職員と警備を扉の外に撤収させた。 支部長は市庁の関係者に全額管理制に違反した事業主に対し 2次行政処分をすることを要求した。

▲キム・ヨンマン支部長が発言中

公共運輸労組タクシー支部のキム・ヨンマン支部長は、占拠現場で 「全州市は武力で労働者を制圧している」とし 「タクシー労働者は職場でも、ここでも命を脅かされている。 タクシー労働者の命を捨てたのは金承洙(キム・スンス)全州市長だ。 われわれはここで死ぬ覚悟で来た。 占拠現場を侵奪すれば皆が飛び降りる。 金承洙が直接出てきて問題を解決しろ」と話した。

市庁の警備と職員数十人は 扉の外で状況を見守りながら、待機中だ。

［出処:公共運輸労組タクシー支部］

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。

［3信］タクシー労働者、占拠封鎖に成功…全州市庁の看板を「市長退陣」で覆う

市庁側、占拠現場に上げる食事を妨害

タクシー労働者6人が 公務員、警備の妨害を突破して全州市庁の占拠・封鎖に成功した。

労働者たちは8月31日午前10時40分頃、 市庁4階の瓦屋根の下を占拠し、開閉装置で封鎖した。 労働者たちは10時50分頃「人の都市、品格の全州」と書かれた全州市庁の看板を 「労働者みな殺す共に民主党を解体しろ、 約束に違反した金承洙(キム・スンス)全州市長は退陣しろ」という横断幕で覆った。

同時に瓦屋根の下にかけられた 「全州市庁」の木製の表札もまた 「タクシー労働者みな殺す社納金を撤廃して月給制を施行しろ」という横断幕で覆った。

一方、午前11時30分頃に市庁側は占拠現場に上げようとする食物を奪ってひっくり返した。 この過程で地上で支援する労働者たちと市庁間で衝突が起きた。

［出処:全国公共運輸労働組合タクシー支部］

しかし市庁の職員らは占拠現場に続く窓の外で待機している。 窓から侵奪する準備と見られる。 公共運輸労組タクシー支部は、市庁側が侵奪を強行すればここで飛び降りる準備をすると明らかにした。 消防当局は占拠現場の下にエアーマットを設置した。

チャムセサンは全州市市民交通課の関係者に労働者たちの占拠に対する立場を聞いたが 答弁を聞くことができなかった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。