本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:「労組破壊コンサルティング」の被告、23日に判決
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1534914131333St...
Status: published
View


「労組破壊コンサルティング」のシム・ジョンドゥ、キム・ジュモク23日に判決

民主労総「厳重処罰だけが労組破壊根絶」

キム・ハンジュ記者 2018.08.13 15:01

ソウル南部地方法院が8月23日、 労組法違反で起訴された創造コンサルティングのシム・ジョンドゥ代表、 キム・ジュモク専務に対する判決を出す。 全国民主労働組合総連盟は8月13日、 ソウル南部地方裁判所の前で記者会見を行って、厳重な処罰を要求した。

先立って創造コンサルティングは7年間で169の企業の労務管理をコンサルティングし、 14の労働組合を瓦解させた。 特にユソン企業、ヴァレオマンド、SJMでは用役暴力、職場閉鎖、懲戒解雇など、 あくらつな労組破壊行為を見せた。 最近、雇用労働行政改革委員会は創造コンサルティングが李明博(イ・ミョンバク)政権、 現代自動車グループと手を握ってユソン企業労組破壊を試みたと明らかにした。

民主労総は記者会見文で 「創造コンサルティングは労働者を奴隷に転落させる職場を作った」とし 「創造コンサルティングの労組破壊の罠で苦しめられた労組は全国に160余りある。 創造コンサルティングが監視、イジメ、暴行、損賠仮差押えで破壊された組合員の生活は、数えることもできない。 創造コンサルティングは不当労働行為と暴力で不法労組破壊コンサルティングを行い、 現場で労働三権を奪い取った」と指摘した。

また民主労総はシム・ジョンドゥ、キム・ジュモクに対する検察の求刑1年6月、 罰金1千5百万ウォンについて 「創造コンサルティングが韓国で『労組狩猟』を犯した期間だけで7年」とし 「彼らの求刑は、ユソン企業民主労組を破壊して受け取った13億ウォンに較べれば 『お礼』程度の水準」だと評価した。 「彼らは求刑を受け入れず、病気を口実に善処を訴えている。 彼らは罪の代価を全て払わなければならない」と付け加えた。

創造コンサルティングに弾圧された労働者の証言も続いた。 事務金融労組大信証券支部のイ・ナミョン前支部長は記者会見で 「創造コンサルティングは大信証券で低成果者にレッテルを貼る『戦略成果管理体系』を作ったが、 私はこれに抗議して解雇された」とし 「政権交代後、大法院が私が不当に解雇されたという点を認めた。 裁判所は第2、第3のシム・ジョンドゥが出てこないように、厳重に処罰しなければならない」と話した。

また保健医療労組嶺南大医療院支部のキム・ジンギョン支部長は 「シム・ジョンドゥは2006年に嶺南大医療院で労組破壊を指揮し、 組合員10人を解雇して850人の労組脱退を率いた」とし 「創造コンサルティングの労組破壊で解雇者は12年間、現場に戻れずにいる。 また、56億ウォンの損害賠償を請求し、労働者は各種の手当てを仮差押さえされた。 裁判所は労働者が満足できる処罰をしなければならない」と伝えた。

この事件を担当する民主社会のための弁護士の会のキム・チャゴン弁護士は 「検察は創造コンサルティングのさまざまな容疑の中でも 『御用労組設立』の犯罪だけに限らず、 『共同正犯』ではなく『幇助犯』で起訴した」とし 「したがって、裁判所は検察の犯罪限定起訴を正確に把握して重刑を宣告しなければならない。 そうでなければ積弊清算の要求が裁判所に向かうだろう」と明らかにした。

先立って雇用労働部は2012年に労組破壊犯罪で創造コンサルティングの設立認可を取り消した。 その後、シム・ジョンドゥは2016年6月に出資金5千万ウォンの労務法人を新しく設立し、 7月に労務士に再登録した。

この日の記者会見の参加者たちは、 ソウル南部地方裁判所にシム・ジョンドゥ、キム・ジュモクの厳重処罰を望む嘆願書 6千枚を提出した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-08-22 14:02:11 / Last modified on 2018-08-22 14:02:13 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について