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現代車によるユソン企業労組破壊、あらわれる真実

労組「現代車財閥、民主社会障害」

キム・ハンジュ記者 2018.08.08 14:57

現代自動車グループが部品メーカーのユソン企業で労組破壊を主導した証拠が続々とあらわれている。 全国金属労働組合ユソン企業牙山・嶺東支会(以下労組)は8月8日、 良才洞の現代車本社前で記者会見を行って現代車を強く批判した。

先立って雇用労働行政改革委員会は李明博(イ・ミョンバク)元大統領のユソン企業非難演説は、 労組破壊専門業者、創造コンサルティングの作品であることを明らかにし、 KBSは現代車の労組破壊指示があったというユソン企業の元役員の証言を報道した。

労組は記者会見で 「ユソン企業関係者の証言で、 現代車の圧迫と労組破壊指示がいかに直接的であくらつだったのかがわかった」とし 「現代自動車はユソン企業労組破壊に事実を否定し、 個人の逸脱、誤解という弁解をならべた。 当事者の生々しい声で現代車の弁解は立つ場所を失った」と指摘した。

続いて「雇用労働行政改革委報告書で現代車が労組破壊専門家を金で雇い、 憲法が保障する労働者の権利を抹殺しようとした点も明らかになった」とし 「2014年にユソン企業が労組破壊を代価として創造コンサルティングに支払った金だけでも13億ウォンにのぼるが、 この金もまた出処を明らかにしなければならない」と伝えた。

ユソン牙山支会のト・ソンデ支会長は 「現代車はメールでユソン企業の労組破壊を主導し、 元請の職員が直接牙山工場に常駐して指示までした」とし 「現代車はこうした犯罪に『職員の過剰忠誠』云々と言い逃れしている。 鄭夢九(チョン・モング)会長も社外重役、海外理事だといって法的責任を回避している。 現代車はユソン企業の労使介入を認めて謝罪しなければならない」と明らかにした。

金属労組大田忠北支部のキム・ジョンテ支部長も 「現代車が自分の利益のために、 不正腐敗はもちろん、政経癒着、労組破壊まで起こしていたことがわかった」とし 「現代車はユソンにいかなる不利益も報復もしないと約束をしなければならない。 そうすればユソン企業が労組に謝罪して問題を円満に解決できる」と伝えた。

先立って現代車の外注警備員約50人が労組の記者会見を妨害し、15分間衝突が起きた。 この過程で組合員1人が倒れた。 現場にいた警察5人は現代車労組の要求にもかかわらず、用役の暴力と妨害を制止しなかった。 労組は用役の妨害のため、予定された場所から10〜20m離れた場所で記者会見を進めた。 一方、労組は記者会見の後に現代車に抗議書簡を渡そうとしたが、用役がこれを防いだ。

一方、8月10日にユソン企業が組合員を相手に出した損害賠償訴訟の初公判が開かれる。 また23日にはユソン企業の柳時英(ユ・シヨン)代表に対する判決が予定されている。

▲現代車本社前で外注警備員が8日金属労組ユソン企業支会記者会見を防いだ。

▲金属労組ユソン企業支会は8日用役の妨害で現代車側に抗議書簡を渡せなかった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-08-20 15:12:11 / Last modified on 2018-08-20 15:12:17 Copyright: Default

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