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イレ・オートモーティブで300人の希望退職発表…労組、「韓国GMの部品メーカー支援方案を」

労組、「一方的な構造調整はしないという合意を破棄」で告訴

キム・ギュヒョン ニュースミン記者 2018.05.16 15:42

韓国GM協力業者のイレ・オートモーティブシステム(旧韓国デルファイ)が構造調整を始め、 労働者たちが大邱市に対して解決方案を要求した。 労組は一方的な構造調整をしないという労使合意を破ったと反発している。

5月16日午前10時、民主労総大邱本部と金属労組大邱支部は大邱市庁の前で記者会見を行って 「イレ・オートモーティブシステムは希望退職を即刻中断して、 大邱市は韓国GM事態で生じた部品メーカーの困難を解消する方案を提示しろ」と要求した。

[出処:金属労組大邱支部イレ・オートモーティブ支会]

イレ・オートモーティブシステムは大邱市達城郡の達城工団にある自動車部品メーカーで、韓国GMの1次協力業者だ。 2015年に韓国デルファイが協調事業を売却し、イレCSが全ての株式を買収して会社の名前が変わった。 当時、400余人の労働者が希望退職で会社を辞めた。 イレ・オートモーティブシステムは昨年、韓国GMの韓国撤収が憂慮されるという理由で労働組合と合意し、一部の事業を分割売却した。

最近、政府と韓国GMが経営正常化方案を発表して事態は一段落したが、 イレ・オートモーティブシステムは韓国GMの撤収と、 それによる銀行圏の融資制裁などを理由として去る4月23日と5月8日の二回にわたり、 300人規模の希望退職を公表した。

これに対し、金属労組大邱支部イレ・オートモーティブ支会は使用者側の希望退職公告は労使の合意と団体協約違反だと反発している。 労使は昨年の分割売却合意の時に、労働組合との合意なく人為的な構造調整はしないと合意した。

イレオートモティブ支会のチャン・セヒ支会長は 「昨年、誰もが韓国GM事態を憂慮していた。 分割売却をしなければ総雇用の保障は難しいと言うので分割に合意し、 一方的な構造調整はしないことにした」とし 「分割売却してから3か月も経たず、また韓国GMを理由に構造調整を通知するのだから、 私たちとしては当惑する」と話した。

それと共にチャン支会長は 「銀行圏の融資規制で困難があるのは事実だが、 会社の新規受注も増え、韓国GM事態も安定化したので、あえて希望退職をする理由はない」とし 「大邱市が積極的に韓国GM部品メーカー支援方案を出せば、 会社が一方的に希望退職を要求する不法は行わないだろう」と話した。

労組はイレオートモティブシステムを団体協約違反容疑で大邱雇用労働庁に告訴した。 また大邱市に対し、仲裁と行政指導、韓国GMの部品メーカー支援方案等を含む要求を伝えた。

彼らは「地域の代表的な製造業者であるイレ・オートモーティブが合意書に違反してまで名分のない構造調整をすれば、労使の対立が起きるだろう。 その被害はそのまま大邱・慶北の89社の協力社にも続き、 地域経済もまた打撃を受けることになる」とし 「大邱市は今からでも銀行圏規制緩和を要請するなどの積極的な仲裁と行政指導、支援策を用意しなければならない」と主張した。[記事提携=ニュースミン]

原文(ニュースミン/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-05-30 09:13:29 / Last modified on 2018-05-30 09:13:32 Copyright: Default

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