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文政府就任1年目前、金属労組が時局座り込みに突入

「文政府1年、働く権利が後退し、労組する権利は足踏み」

ユン・ジヨン記者 2018.05.09 15:27

文在寅(ムン・ジェイン)政府発足1年になる一日前の5月9日。 全国金属労働組合(委員長キム・ホギュ、金属労組)が政府の労働排除政策の撤回および労働公約履行を要求して時局座り込みに突入した。 彼らは文在寅(ムン・ジェイン)政権1年間の強制構造調整によって働く権利が後退したとし、 5月の1か月間、街頭闘争を続けると明らかにした。

金属労組は5月9日午前11時、光化門の政府ソウル庁舎の前で時局座り込み突入記者会見を行った。 この場で労組は「文在寅政府1周年が近付いてくる今、 働く権利は後退し、労組する権利は足踏み」とし、 「言葉では労働を尊重するというが、労働者の声は徹底して排除する政府と与党を糾弾する」と声を高めた。

実際に、金属労組は昨年と今年、造船業と自動車産業の大規模構造調整に対応してきた。 以前、先立って文在寅大統領は候補時代に中型造船所を生かすと約束したが、 去る3月初めにソンドン造船の法定管理とSTX造船で70%以上の現場労働者を減らす高強度構造調整を要求した。 また産業通商資源部は4月4日に造船産業発展戦略を通じ、ビッグ3造船会社を中心として 年平均3千人の新規採用目標を発表したが、 現代重工はすぐに2400人規模の希望退職を始めた。

韓国GM事態でも2600人にのぼる労働者が希望退職で工場を辞め、 その後には産業銀行が労使合意に圧力をかけ、労組は福利厚生が大幅に削減された団体協約に暫定合意することになった。 韓国GM群山非正規支会のイ・ワング副支会長は 「政府は韓国GMなどの構造調整に追いやられた事業場の労働者に全てを捨てて合意するように裏で勧めた」とし 「当初、青瓦台は韓国GM構造調整の3大原則として、 大株主の責任ある役割、すべての利害関係者の苦痛分担、長期的に生存可能な経営正常化用意を打ち出したが、 結局、全てが守られず、大株主ではない労働者だけに犠牲が転嫁された」と批判した。

続いてイ副支会長は 「韓国GM非正規職の場合、今年だけで350人以上が解雇された。 解雇された非正規職は本来正規職に転換されるべき人たちだ。 昌原工場は2013年と2016年に大法院で不法派遣判定を受け、 富平と群山工場も2月13日に不法派遣の判定を受けた」とし 「労働を尊重するという政府が非正規職解雇には知らんふりをしていることを座視できず、 4月17日からテント座り込みを続けている。 不法派遣撤廃とすべての解雇者復職、正規職転換になる日まで、政府を相手に戦う」と明らかにした。

サムスングループの労組破壊文書議論にもかかわらず、政府が無対応で一貫していることも批判された。 サムスン電子サービス支会のクァク・ヒョンス主席副支会長は 「最近、サムスンの労組破壊が世の中に公開されているが、 われわれは2013年から雇用労働部にサムスンの労組弾圧を解決するよう支援を要請してきた」とし 「私たちだけでなく、多くの非正規職事業場、民主労組事業場で多くの不当労働行為が行われているのに、 雇用労働部は相変らず握りつぶして財閥側に立っている。 遅くなったが、政府は今も資本が行っている不当労働行為を厳正に処罰すると公表しなければならない」と要求した。

また金属労組は政府与党が労働悪法改正にも微温的な態度を見せていると声を高めた。 労組は「労組する権利を深刻に侵害する交渉窓口一本化制度を作った人が現在、民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表」とし 「文在寅政府が労組する権利を尊重するという最低限の良心でもあるのなら、 関係者が問題解決するという気持ちで労働者の労組する権利を締めつける悪法を文在寅政府自らが改正しろ」強調した。

金属労組だけでなく、公共運輸労組もきちんとした正規職転換を要求して決意大会と座り込みに突入する予定だと明らかにした。 公共運輸労組のピョン・ヒヨン副委員長は 「5月10日にはならば文在寅大統領が公共部門非正規職ゼロを宣言してから1年になる。 だが、公共部門の正規職転換はまだ10%にもならない。 1段階正規職転換ガイドに入っているのに、一方的に除外される事例が多い」とし 「来る5月12日にきちんとした正規職転換と長時間労働解決のための決意大会を進める予定で、 公共運輸労組も金属労組の時局座り込みと共に、一か月間座り込みに突入する予定」と明らかにした。

一方、金属労組はこの日の記者会見文で 「金属労組は文在寅政府の労働政策の偽善と産業政策不在の現実を市民に知らせるため、 今日から街頭に出る」とし 「政府が構造調整政策を中断しなければ、財閥と労働部の責任を究明しなければ、 労働者の健康権を守ることができず、労働悪法を直さなければ私たちにとって5月以後は生存権をかけた闘争の時間になるほかはない」と警告した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-05-17 05:34:36 / Last modified on 2018-05-17 05:34:37 Copyright: Default

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