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アシアナの制服を着て最低賃金を受ける労働者が労組を結成

公共運輸労組アシアナ地上旅客サービス支部発足…「生理不順、下血、流産に苦しんでも労災認定されず」

パク・タソル記者 2018.05.02 18:43

「グランドホステス」と呼ばれる労働者たちが低賃金-長時間労働の劣悪な環境を変えるために労組を結成した。 アシアナ地上旅客サービスのパートで働く彼らは、 アシアナの子会社「KA」に所属する間接雇用労働者たちで、 入管サービス、ラウンジサービス、車椅子サービス、手荷物サービスなど、 地上で遂行されるサービスを担当している。 彼らは労組結成を発表するにあたり 「アシアナが間接雇用された地上旅客労働者を搾取している」と糾弾の声を高めている。

[出処:公共運輸労組]

公共運輸労組空港港湾運送本部アシアナ地上旅客サービス支部は5月2日、 ソウル市鍾路区の錦湖アシアナグループの前で発足記者会見を行った。 この場で彼らはこれまで6年間続いたKAの異常な「会社分割」と間接雇用による劣悪な労働環境を告発した。

彼らは記者会見文で「私たちが所属するKAという会社は、 名前の意味も分からないおかしな存在」とし 「2012年の設立以後、会社はずっと分社を繰り返してきたし、 一緒に働いてきた同僚は強制退社と再入社過程を経て、全員ばらばらになった」と明らかにした。 また「分社の過程で、労働者たちは雇用不安に苦しんでおり、 低い請負単価による低賃金、これによる人員不足により労働強度もまた強まっている」と説明した。

支部によれば、当初KAには3千人程度の労働者がいたが、現在は6社以上の会社に分割された。 今年1月1日にも外航機を担当していた300人ほどが分社により強制退社措置された。 公共運輸労組のペ・ヒョンチャン組織局長は 「今はKR所属の航空整備労働者たちがKAで労組を準備したことで弾圧され、 その後に分社が続いたことが把握されている」と話した。

不規則な飛行スケジュールによる各種のリスクは間接雇用労働者たちの持分だった。 飛行の延着や取り消しによって退勤時間が無限に延び、 アシアナの制服を着ている彼らに苦情が集中した。 17時間、18時間の長時間勤務は労災を誘発するが、 会社はほとんど労災を認めていない。 彼らは下血、妊娠初期の流産、生理不順、睡眠障害、皮膚病などの疾病に頻繁に苦しんだ。 出勤前に1時間以上を投資しなければならない無賃金の「メイクアップ」労働も彼らの労働強度を高めていた。

賃金も思わしくない水準だった。 アシアナが低い請負料を策定していたためだ。 支部は「基本給は最低賃金に達せず、調整手当てなどの小細工手当てにより、最低賃金法の網を避けている」とし 「勤続が長くなるほど逆に手当てが減るおかしな賃金体系により、 新規入社者と長期勤続者の賃金差は殆どなく、離職率も非常に高い」と糾弾した。

支部は400人程度の労働者を組織するために拍車をかけている。 現場労働者たちも最近3日間で100人以上が加入して熱い支持を送っている。 不法派遣の余地もあるため、資料を集めて、これに対応する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-05-14 21:48:26 / Last modified on 2018-05-14 21:48:27 Copyright: Default

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