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朝鮮半島対話局面にも動かないTHAAD

カトリックなどの撤回要求団体「THAAD配置の理由はなくなった」

強いチグミョギ記者 2018.03.16 19:02

4月末の南北首脳会談、5月の北米首脳会談に合意したことで、 朝鮮半島の軍事的緊張は急速に対話の雰囲気に変わっているが、 THAAD問題はまだ変わる兆しがない。

THAAD撤回平和会議は3月14日、慶北道星州韶成里村会館の前で開かれた記者会見で 「3.6南北合意により、法的根拠もなく、軍事的効用性もなく、 手続的正当性もないTHAAD配置の唯一の口実だった北朝鮮の核危機とミサイル試験は止まった」と主張した。 続いて「文在寅(ムン・ジェイン)政府が自らが南北合意を否定するのでなければ、 臨時配置だと宣言したすべてのTHAAD配置の過程は止めなければならない」と強調した。

▲3月14日慶北星州韶成里村会館の前で開かれた記者会見でTHAAD撤回平和会議関係者と地域住民、カトリック信者がTHAAD配置撤回を要求している。[出処:カトリックニュース・チグミョギ カン・ハン記者]

THAAD撤回平和会議にはTHAAD韓国配置阻止全国行動、 韶成里サード撤回星州住民対策委員会、 円仏教星州聖地守護非常対策委員会など6つの市民団体が参加している。

韶成里THAAD阻止カトリック総合状況室も3月12日、水曜平和ミサ1周年イベントの計画を伝えて 「朝鮮半島に雪解けムードが生まれ、北朝鮮の核攻撃の威嚇が薄れた中で、 列強間の緊張を招いてきたTHAADが韓国配置する理由がなくなっている」とし、 韓米当局が「THAAD電撃撤収」を決断しろと要求した。

しかしこのような南北米対話の雰囲気の中でも THAAD問題に対する国防部立場は変わらないのかと尋ねる質問に、 国防部の公報担当者は「ない」と3月16日、〈カトリックニュース・チグミョギ〉に話した。

駐韓米軍THAADは2017年3月7日から韓国に配置が始まった。 続いて9月7日、THAAD発射台と関連装備を星州基地に追加で臨時配置し、 ソン・ヨンム国防部長官は「北朝鮮の核とミサイルの威嚇から国民の生命と安全を保護する防御措置の一環であり、 やむをえず決めて推進した」と話した。

▲2017年7月中旬、慶北星州郡に配置されたTHAAD発射台が空に向かっている。[出処:ファン・ドンファン]

一方、THAAD撤回平和会議は3月14日の記者会見で 「軍関係者と警察側から4月初めに警察を動員してTHAAD工事を始めると伝え聞いた」とし 「3月28日の闘争宣言を始めとして、 われわれはTHAAD敷地に入るすべての国防部関係者を遮断する」と話した。

これに対して国防部の公報担当者は 「THAAD敷地内の将兵生活条件が劣悪で、改善工事が必要だが、 現在のところ4月の工事は決定していない」と16日、 〈カトリックニュース・チグミョギ〉に話した。[記事提携=カトリックニュース・チグミョギ]

原文(チグミョギ/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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