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現代起亜車非正規職、不法派遣判決を要求して座り込みに突入

「MB-現代車政経癒着、鄭夢九に免罪符」

キム・ハンジュ記者 2018.03.06 15:45

現代・起亜車の非正規職労働者たちが3月6日、大法院の前で不法派遣判決を要求してテント座り込みに突入した。 また、非正規職労働者たちは最近わかった現代車グループのダス訴訟費用代納疑惑を糾弾し、鄭夢九(チョン・モング)会長の処罰を要求した。

数十人の警察が座込場の設置を制止したが、防げなかった。 テント座り込みは無期限で行われる。

全国金属労働組合現代車非正規職支会、起亜車非正規職支会は、 座り込み突入記者会見を行って 「李明博(イ・ミョンバク)と現代起亜車グループの政経癒着の事実があらわれた」とし 「現代車グループ会長の鄭夢九会長は、 特加法の贈収賄罪と公金横領、背任、不法派遣罪で監獄に行くべき犯罪者だ。 最低の判決である不法派遣の正規職転換は守られなければならない。 現代車、起亜車の非正規職労働者たちは、鄭夢九会長を罰して不法派遣の正規職転換が履行されるように全力をつくして闘争する」と明らかにした。

先立って起亜車非正規職労働者たちは不法派遣勤労者地位確認訴訟の1、2審で勝訴した。 昨年2月、高等法院は現代起亜車グループが非正規職を不法に派遣したので正規職に転換しろと判決している。 これで現在、大法院に係留された非正規職労働者は360人にのぼる。 これ以外に約400人が第2次、300人が第3次の勤労者地位確認訴訟を提起している。 第2次、3次の訴訟は1審が行われている。

非正規職労働者たちは、大法院の判決の遅延により現場では不法派遣が拡大していると批判した。 彼らは「非正規職が判決の履行を要求して解雇され、監獄に行き、その上死亡しているのに、 鄭夢九会長は李明博-朴槿恵と検察の庇護を受けて法の上に君臨した」と批判した。

起亜車非正規職支会のキム・スオク支会長は 「鄭夢九はミル財団、Kスポーツ財団を通じて朴槿恵-崔順実に201億ウォンの賄賂を送り、 ダスの訴訟費用としてサムスンより多い760万ドルを代納した。 また現代車に納品しているダスに仕事を集め、裏金1千億ウォンを造成した」とし 「このため大法院が2010年、2015年に現代車社内下請工程に対して不法派遣と判決したが、 のに鄭夢九は処罰されず、不法派遣を続けた」と指摘した。

続いて現代自動車非正規職支会のチョン・ミンギ支会長は 「ダスは10年前に2500億ウォンで始めたが、今では1兆3千億ウォンの黒字で、 現代車(特定部品)への納品の90%を独占している」とし 「鄭夢九会長の仕事集めがなければ、 これほどの黒字は難しかっただろう。 それなのに現代車非正規職には最低賃金も支払わなかった」と糾弾した。

現代車牙山社内下請支会のチ・ヒョンミン執行委員長は 「何年もガンと闘病している同僚が 『死ぬ前に正規職出入証を必ず受け取りたい』と伝えてきた」とし 「解雇者として10年戦ってきたが、同僚の言葉を実現するため座り込み闘争で突破する」と伝えた。

金属労組法律院のキム・テウク弁護士は 「労働部は検察を口実として不法派遣の調査ができなかったと言い、 検察は労働部が不起訴にしたので捜査しなかったと逃げている」とし 「2010年、2015年の判決も遅れたように、今回の判決も(関係機関が責任を回避して)遅れている」と伝えた。

非正規職労働者たちは記者会見の終了後、 裁判所に早急な判決を要求する嘆願書を提出した。 4千人を越える市民が嘆願に参加した。

一方、起亜自動車の非正規職労働者たちが提起した第2次勤労者地位確認訴訟の 1審結審は3月8日に開かれる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-03-08 21:48:51 / Last modified on 2018-03-08 21:48:53 Copyright: Default

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