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2018平昌冬季オリンピック、性少数者関連報道はこのように

プライドハウス平昌、「スポーツ報道用性少数者メディアガイドライン」を発表

カン・ヘミン ビーマイナー記者 2018.02.07 12:28

[出処:pridehouse.kr]

2018平昌冬季オリンピックを控えて国内で初めて 「スポーツ報道用性少数者メディア ガイドライン」が発表された。

これは韓国性的少数者文化人権センターがプライドハウスインターナショナルとの連帯して準備委員会を構成して作った 「プライドハウス平昌」が製作したもので、 多様な性別アイデンティティと性的指向を持つ選手やスタッフがメディアで平等に扱われることを目標にしている。 プライドハウスは2010年の冬季オリンピックが開かれたカナダのバンクーバー、ウィスラー地域の性的少数者活動家が オリンピックに参加する選手、コーチ、観客が自分のアイデンティティを表わしてオリンピックを楽しめる雰囲気を作ろうという目標から始まった。

プライドハウス平昌は「2016年のリオオリンピックの時、 競技の中継中に選手の技量とは無関係な容貌の品評が登場したり、 あるいは同性愛者の選手を異性愛者であるかのように放送で話すなど、 スポーツ報道での性差別が非常に深刻だった」とし 「平昌冬季オリンピックには、冬季オリンピックの歴史で最多の性少数者が参加する予定なので、 同じ問題を繰り返さないために、アジアでは初めてオリンピック用性少数者メディア ガイドラインを製作した」と明らかにした。

彼らは2018年の平昌冬季オリンピック性少数者メディアガイドラインとして、 △性少数者に関する正確な表現の使用、 △性少数者の選手とスタッフの存在を消さないこと、 △嫌悪と差別には非寛容の原則で対応すること、 △HIV/AIDSに対する正確な情報の伝達を提示した。

プライドハウス平昌は 「まだ『同性愛』を『同性愛』と表現したり 『インターセックス』と『トランスジェンダー』をきちんと区分できないなど、 性少数者の性別アイデンティティと性的指向をきちんと表現していないことがしばしばある」とし、 性自認と性的指向に関して正確な用語を使うよう要請した。

また「平昌冬季オリンピックを訪問する性少数者の選手とスタッフの性別アイデンティティと性的指向を正確に明らかにするように」とし、 「彼らがカミングアウトした意図を尊重するのは、 性少数者を平等に扱うために大変重要なこと」と強調した。

続いて「今回の平昌冬季オリンピックには、 冬季オリンピックの歴史で最多の性少数者選手とスタッフが参加する予定」とし 「彼らに対する不正確または偏見と嫌悪に基づく報道や中継を発見すれば、 非寛容の原則で対応」するよう報道機関に要請した。

最後に「平昌冬季オリンピックに来る選手とスタッフの中には当然、 AIDS患者とHIV感染者がいる」とし、 AIDS患者とHIV感染者に対し、偏見と嫌悪ではなく 「事実そのままの情報に基盤をおく報道と中継」をするようにと明らかにした。 彼らは「エイズ(AIDS)は人間免疫欠乏ウイルス(HIV)によって身体の免疫体系が損傷し、 疾患が発生した場合だけを意味」すると述べ、 「HIV感染者がそのままAIDS患者であることを意味するものではなく、 持続的な管理を受ければHIV感染者も非感染者と違わない生活を送れる」と説明した。

プライドハウス平昌は今後、 オリンピック期間に性差別的なスポーツ報道があるのかを調べ、 情報提供も受け付けるなど、 モニター活動も共に進める予定だと明らかにした。[記事提携=ビーマイナー]

付記
この記事はチャムセサン提携言論ビーマイナーの文です。

原文(ビーマイナー/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-02-12 00:55:21 / Last modified on 2018-02-12 00:55:22 Copyright: Default

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