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「不法派遣の証拠が溢れる」旭硝子労働者、検察無嫌疑処分に抗告

『不法派遣・不当労働行為』無嫌疑にした検察に抗告

チョン・ヨンギル ニュースミン記者 2018.01.23 11:43

旭硝子の非正規職労働者たちが平野タケシ旭硝子代表理事を含む13人の 不法派遣・不当労働行為を無嫌疑処分にした検察(大邱地方検察庁金泉支庁)の決定を不服とし、 大邱高等検察庁に抗告した。

大邱地方検察庁金泉支庁は昨年12月21日、旭硝子非正規職労働者たちが告訴した会社の不法派遣・不当労働行為に対し、 証拠が足りず容疑がないとし、不起訴処分にした。 告訴して2年5か月後の結果であった。 労働部が不法派遣是正指示を与えたのに検察が不起訴処分をしたことについて、 労働者たちは「不法行為が明らかな事件を不起訴処分した検察の職務遺棄」とし、 事件を担当したキム・ドヒョン金泉支庁検事を職権乱用罪で告訴した。

[出処:ニュースミン]

1月19日に抗告書を提出した金属労組旭非正規職支会のチャ・ホノ支会長は 「不法派遣という証拠は溢れるほどある。 検察が捜査した5千ページを越える資料には 不法派遣の証拠がすべて入っている」とし 「『酒は飲んだが飲酒運転ではない』というようなものだ。 会社が仕事をさせ、指示をしたが、不法派遣ではないという判決をした。 キム・ドヒョン検事も労組破壊の共犯だ」と抗告理由を明らかにした。

抗告書には労働者が要請した検察の捜査資料記録の一部も含まれている。 労働者たちは抗告書で 「GTSを代理した労務士が労働庁、検察調査と労働委員会の尋問過程で、 旭硝子関係者の不当労働行為を具体的に述べているのに、 検事は被疑者の陳述だけを信じてこれを排斥した」と明らかにした。

また、「GTSは旭硝子以外の業者を相手に事業を営んだことがない。 またGTS勤労者らが担当する業務は同一作業を繰り返すもので、 旭硝子の作業指示書と作業標準書によって業務を遂行したという内容が すべて入っている」と抗告理由を明らかにした。

高等検察庁は抗告に理由があると認めれば、 金泉支庁検事の不起訴処分決定を更正することができる。 検察が抗告まで棄却すれば、高等法院に対して不起訴処分の裁定申請ができる。

亀尾国家4産業団地に入居した日本企業の旭硝子は、 土地無償賃貸、地方税、関税、法人税減免などさまざまな恩恵を受けた。 しかし下請企業所属の労働者には最低賃金しか支払わないなどの不当な処遇が続き、 労働者170余人は2015年5月29日に労働組合を結成した。 労組設立から1か月経った去る6月30日、 旭硝子は下請企業GTSに請負契約解止を通知して、 携帯メッセージで労働者たちに解雇を通知した。

現在、旭硝子は178人を直接雇用しろという労働部の是正指示に応じず法的に争うと発表された。 労働部は過怠金17億8千万ウォンを会社に賦課し、 納付期限は1月27日までだ。 解雇された労働者22人は7月に大邱地方法院金泉支院に旭硝子を相手として勤労者地位確認民事訴訟も出した状況で、 旭硝子の不当労働行為に対する中央労働委員会判定を逆転した行政訴訟の控訴審も続いている。

旭硝子の非正規職労働者たちは昨年8月29日から大邱地方検察庁前の歩道にテントを設置し、 検察の起訴を要求して現在まで座り込みを続けている。[記事提携=ニュースミン]

原文(ニュースミン/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-02-01 02:13:14 / Last modified on 2018-02-01 02:13:15 Copyright: Default

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