「ハン・サンギュンにクリスマス特赦を」…良心犯釈放時局宣言

全国良心犯19人

社会各界の要人約3千人が12月5日、ソウル市中区のフランシスコ会館で良心犯釈放を要求する時局宣言を行った。 特に民主労総のハン・サンギュン委員長、旧統合進歩党の李石基(イ・ソッキ)元議員を年内の「クリスマス特赦」で釈放することを強調した。 良心犯釈放推進委員会によれば、政治活動と労働運動、思想を理由として拘束された人は19人だ。

時局宣言の参加者らは 「年を越えないうちに今(政府が良心犯釈放を)決断しなければならない」とし 「ハン・サンギュン、李石基を含む全国19人の良心犯は、 ほとんどが朴槿恵(パク・クネ)政権の弾圧で監獄に閉じ込められた。 前の冬に国民はキャンドルを持ったが、良心犯は解放されず、正義が戻っていない。 良心犯釈放は積弊清算の第一歩」と時局宣言文を通して伝えた。

時局宣言には白基玩(ペク・キワン)統一問題研究所所長、 文正鉉(ムン・ジョンヒョン)神父、 民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行など、 社会各界を代表する人々が参加した。

統一問題研究所の白基玩所長は 「文在寅政権がキャンドル市民が作った政権だというのは真っ赤な嘘」とし 「本当にキャンドルで政権を取ったのであれば、 真っ先に文在寅大統領がすべきことはハン・サンギュンをはじめとする良心犯を釈放すること」だと伝えた。

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は 「セウォル号、民衆総決起などで民主労総組合員1千人が召喚され、800人が起訴された」とし 「これは労働改悪など生存権威嚇に対する国民の怒りであった。 ハン・サンギュン委員長は2年間閉じ込められていて、 イ・ヨンジュ事務総長も手配中だ。 彼らを釈放しなければ文在寅政府を決して民主政府とは呼べない」と主張した。

キム・ソンボク牧師は「李石基元議員は 朴槿恵前大統領が正統性を合理化するために強行した政治工作の犠牲者」とし 「李石基は議会で自分の政治信念を守ろうとしていた人だった。 だからしたがって文在寅政府はハン・サンギュンだけでなく、 李石基も釈放する態度を見せなければならない」と強調した。

民家協良心犯後援会のクォン・オホン名誉会長は 「良心犯釈放と赦免は犯罪人に施す恩恵授与ではない」とし 「良心犯は個人の利益ではなく社会の公益のために良心による活動で拘束された人だ。 良心犯釈放は『赦免』ではなく『社会正義実現』だ。 1988年12月、盧泰愚(ノ・テウ)政府でさえ良心犯を全員釈放した。 文在寅政府も良心犯の全員釈放で正義を正せ」と話した。

しかし法務部は11月30日、良心犯特赦の計画についての魯会燦(ノ・フェチャン)議員の質問に 「現在、12月の赦免は予定されていない」とし 「(検察庁に特赦の検討を要請したが)実務次元の検討でしかない」だと答えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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