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正規職転換目前、ソウル交通公社の非正規職労働者が死亡

警察が死因調査中、遺書は発見されず

パク・タソル記者 2017.11.17 15:14

ソウル地下鉄で非正規職として働いていた労働者が 自宅で死亡しているのが発見された。

ソウル地下鉄労働組合によれば、 ソウル交通公社の君子車両事業所検修チーム検修支院で働いていたキム某氏(36)が11月16日午後8時40分頃、江東区自宅で死んでいるのが発見された。 故人が欠勤したため同僚が自宅を訪問し、出動した警察が扉を強制的に開けて死亡の事実を確認した。 警察は死因を調査中で、遺書はまだ発見されていない。

ソウル地下鉄労働組合は 「安全業務職の正規職転換についての労使協議が大詰めになっていた時にこんなことが起き、悲痛な気持ちに耐えない」とし 「正規職転換の結実を生前に抱かせてやれなかった点があまりにも残念だ」と明らかにした。 続いて「故人が生前に渇望した差別ない労働現場、非正規職ない世の中に向かって、さらに精進する」とも述べた。

故人は昨年10月に入社して1年以上、車両検修チーム安全業務職として働いてきた。 安全業務職は7月にソウル市が発表したソウル市傘下機関の無期契約職正規職への転換対象だった。 ソウル市は来年1月を目標として傘下機関の無期契約職2442人を正規職化すると明らかにしたが、 ソウル交通公社では正規職化の対象人員が1147人(47%)で最も多かった。

ソウル地下鉄労働組合のイ・ホヨン教育宣伝室長は 「ソウル地下鉄労組、都市鉄道労組、ソウル・メトロ労組の三つの労組が参加する正規職転換の議論が詰めの段階に至り、陣痛が強い状態であった」とし 「来週初めまでは何とかして決着をつけようと議論を進めてきたが、 こんなことが起きてとても残念」と述べた。

実際に、正規職転換の議論では内外の対立が高まっている。 ソウル交通公社業務職協議体は、使用者側が当事者の要求に遥かに満たない案を提示しているとし、 2日から16日間無期限の座り込みをしている。 彼らは昇進猶予期間の挿入、下位職級新設(8級)、マイナス号俸導入、軍経歴不適用、業務職勤務期間不認定などを糾弾している。

一方、ソウル交通公社の公開採用出身者で構成された 「公正社会を念願するソウル交通公社青年の会」などは、 11月13日、ソウル市城東区竜踏洞のソウル交通公社本社前で 「武器業務職の特恵性一般職化反対記者会見」を開いた。 彼らは正規職逆差別をあげ、正規職転換の議論を先送りしろと主張している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-11-22 00:03:50 / Last modified on 2017-11-22 00:03:52 Copyright: Default

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