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「出勤しにきました」…7年ぶりに工場に戻った相信ブレーキのチョ・ジョンフン

「朴槿恵治下なら再解雇...キャンドルがなくてはダメだっただろう」

キム・ギュヒョン ニュースミン記者 2017.10.11 10:41

「この時間に出勤宣伝戦しに工場にきて、 (工場の中に)入ろうとするのは妙ですね」

10月10日午前7時、達成工団の相信ブレーキ解雇者だった民主労総大邱地域本部のチョ・ジョンフン(43)首席副本部長が早朝に出勤した。 この日はチョ・ジョンフン首席副本部長が相信ブレーキに復職する日だ。 2010年12月のストライキで懲戒解雇された後、6年11か月目だ。

大邱市達城郡花園邑を出発した彼は、龍淵寺道に沿って車で20分走った。 朝霧が消えない道は、達成工団に出勤する車が続いていた。 約7年ぶりに出勤の便が「かなりの何かがあると思ったが、 思ったより淡々としている」という彼は、 工場の前に到着すると、すぐに「(気持ちが)妙だ」と話した。

▲7年ぶりに出勤したチョ・ジョンフン首席副本部長[出処:ニュースミン]

去る2010年8月、金属労組相信ブレーキ支会のストライキの後、 相信ブレーキはその年の12月にストライキを主導したという理由で労組幹部など組合員5人を解雇した。 3か月後の2011年3月、慶北地方労働委員会はチョ・ジョンフン首席副本部長をはじめとする解雇者2人を不当解雇と判定した。 その後、中央労働委員会も同じ判定を出し、ソウル行政法院、ソウル高等法院は5人中4人に不当解雇判決をした。

2013年のソウル高等法院判決後、4月に大法院で確定判決が出るまで3年以上かかった。 復職できるという自信はあったが、これほど長くかかるとは思わなかった。

チョ・ジョンフン首席副本部長は 「私とテヨン先輩がとんでもないのは、地労委から勝って、一度も負けたことがないことです。 使用者側が無理に解雇したのです」とし 「それでもこれほど長くかかるとは思いませんでしたが、 創造コンサルティングの文書では、法的問題は長くても3年だという内容があります。 創造コンサルティングも3年は予想していましたが、二倍以上かかりました」と話した。

大法院の判決後も、自宅待機、停職1か月を経て、6か月ぶりに出勤することができた。 使用者側が懲戒委員会の開催を通知した時、また解雇されるかもしれないという不安感もあった。 実際に創造コンサルティングの「労組破壊シナリオ」の諮問を受けたマンド(株)は、 大法院で不当解雇判定を受けて解雇者を復職させた後、また解雇した。 チョ首席副本部長は 「政権交代がなければ、朴槿恵(パク・クネ)の治下だったら、すぐに再解雇だったでしょう。 キャンドルがなければダメだったでしょう。 労働庁でも、私たちが再解雇されれば、文在寅(ムン・ジェイン)政権の基調とも合わないとずいぶん使用者側に話したようです」と話した。

▲達成工団相信ブレーキ前で、チョ・ジョンフン首席副本部長の復職を祝う組合員たち[出処:ニュースミン]

彼は相信ブレーキ正門を通り、第1工場の駐車場に車を停めた。 正門の前には民主労総大邱本部、金属労組大邱支部の組合員20余人がチョ首席副本部長の復職を祝うために集まっていた。 正門で警備労働者は彼に対して「どんな御用できましたか」と尋ねた。 多分登録された車両ではなかったのだろう。 彼は「ここに出勤しにきました」と堂々と答えた。

10分ほどの短い歓迎式を受けたチョ・ジョンフン首席副本部長は、工場の中に入った。 今、彼は民主労組がなくなった工場で、また民主労組を作ろうとしている。 彼は「7年間、工場の中にいる人たちもずいぶん苦労しただろう。 少し時間をかけてまた民主労組について話してみたい」と話した。

相信ブレーキは去る2010年の労組のストライキで職場閉鎖をして、 創造コンサルティングの諮問を受けて労組破壊を試みた。 職場閉鎖期間中に開かれた総会で、組合員は金属労組から脱退した。 金属労組はこの過程で不当労働行為があったと指摘したが、 大法院はこれを認めなかった。 ただし、大法院は使用者側が職場閉鎖期間中に組合員の労組事務室への出入を統制し、 組合員を個別的、選別的に復帰させるなどの不当労働行為は認めた。[記事提携=ニュースミン]

▲7年ぶりに復職した民主労総大邱地域本部のチョ・ジョンフン(右)首席副本部長、これを祝うためにきた民主労総大邱地域本部のクォン・テクン本部長(中央)と金属労組大邱支部のチョン・ジョンヒ支部長(左側) [出処:ニュースミン]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-10-16 22:49:59 / Last modified on 2017-10-16 22:50:00 Copyright: Default

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