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2か月で2人が自殺…馬匹管理士、人権委に緊急救済を要請

公共運輸労組「釜山競馬場の馬匹管理士が精神的衝撃…作業中止命令を出せ」

パク・タソル記者 2017.08.08 14:19

公共運輸労組がレッツランパーク釜山慶南で深刻な人権と労働権が侵害されているとし、 国家人権委員会に緊急救済要請および人権侵害陳情を提出した。 レッツランパーク釜山慶南は、2か月で新しい馬匹管理士2人が苦しさを訴えて自ら命を絶った事業場だ。

公共運輸労組は8月8日午前、ソウル市中区国家人権委員会の前で記者会見を行って、 レッツランパーク釜山慶南は深刻な人権侵害事業場だと主張した。 労組は「馬匹管理士らは調教師に個別に雇用される形態で、 調教師の暴言、暴行、雇用不安などのカプチル(優越的地位の乱用)横暴と人権侵害を受けた」とし 「調教師は労組活動も認めず、国民の基本権である結社の自由を侵害された」と指摘した。 続いて「これらすべての人権侵害の実態は、韓国馬事会が強要する多段階搾取構造による」とし、 韓国馬事会が馬匹管理士を直接雇用して二人の馬匹管理士の自殺の原因を提供した責任者を処罰することを要求した。

陳情書を出した釜山慶南競馬公園労組のヤン・ジョンチャン委員長は 「釜山競馬場で5人の有能な若者が自殺したが、 馬事会は反省して対策を出すのではなく、小細工を弄して責任を回避した」とし 「これ以上、有能な馬匹管理士が犠牲にならないように、 馬事会を徹底的に捜査して搾取システムを変えなければならない」と声を高めた。

陳情書には四つの要求事項が入れられた。 △他の地域競馬場と違い、レッツランパーク釜山慶南では馬匹管理士が受け取る賞金性賃金の割合を公開しないことで発生する差別行為を是正すること、 △釜山競馬公園馬匹管理社の作業を中止して、現場の状況実態調査とともに産業安全問題を解決すること、 △多段階搾取構造などの根本的な問題について韓国馬事会が改善策を発表すること、 △国家人権委員会が制度改善を勧告することだ。

公共運輸労組法律院のチョイ・ヒョンジュ弁護士は、馬事会の責任を強調した。 チョイ・ヒョンジュ弁護士は 「馬事会は馬匹管理士の資格を承認する権限と賃金の相当部分を占める賞金部分の分配を公開する義務がある」とし 「釜山競馬公園では馬匹管理士に与えられる賞与金と成果給を調教師が任意に定め、 賞金部分の分配も非公開にしたのは馬事会の責任が大きい」と明らかにした。 また「馬事会が競馬公園を所有し、馬房を調教師に配付するので賃貸人として法的な責任を負う義務と責任がある」とも説明した。

一方、記者会見を終えた公共運輸労組、釜山慶南競馬公園労組の組合員たちは、 国家人権委に上のような内容の陳情書を提出した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-08-17 18:31:25 / Last modified on 2017-08-17 18:31:26 Copyright: Default

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