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FTA対策委・農民団体、金鉉宗通商交渉本部長を任命するな

新自由主義世界化の積弊を終わらせろ

チョン・ウニ記者 2017.08.01 15:06

金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長の 任命撤回を要求する声が拡大している。

FTA対応汎国民対策委と全農などの農民団体らが参加する農民の道が8月1日午後、 青瓦台の前で記者会見を行って金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長の任命を 撤回しろと要求した。

記者会見の参加者たちは 「金鉉宗本人が言う通り、 韓米FTA交渉期間に『米国のために死ぬほど戦った』(ウィキリークス暴露)人だ」とし 「その結果、韓米FTAはこれ以上差し出したくても差し出せない協定、 多くの毒素条項で国の公共性と未来産業、特に農業を破壊し、 労働者、農民、中小商工人など全国民の首を締める怪物になって、現在に至っている」と糾弾した。

参加者たちはまた 「金鉉宗も問題だが、彼を任命した文在寅(ムン・ジェイン)政府はさらに問題」とし、 「この屈辱協定を自分の成果だと思っている人物、 多くの毒素条項に対する問題提起を無視し、 毒素条項の存在自体を認めない人物を通商交渉本部長にすれば、 韓米FTAはもうひとつの改悪の運命を迎えるしかない」と文在寅政府を糾弾した。

続いて今回の金鉉宗の任命は 「文在寅政府が前の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の失敗から何の教訓も得られず、 自ら『ピープルパワー政府』といいながらキャンドル抗争以前と以後に対する何の省察もないことを見せている」とし 「キャンドルの民意は顔が変わっただけで、もうひとつの対米追従と世界化に対する盲信ではない」と糾弾した。

記者会見に参加したFTA対応汎国民本委員会のパク・ソグン代表は 「国籍は韓国人だが、実際には米国人の金鉉宗が統合交渉本部長になるのは偽装入社」だとし 「キャンドル精神を傷つけるな」と要求した。 彼はまた「あの真冬の厳しい寒さの中に1700万の国民が出てきて、 憲政蹂躙と国政壟断勢力を追い出したのに、 文在寅政府は改革ではなく以前の政府の積弊を繰り返している」とし 「任命が撤回されなければすべての民衆と国民が立ち上がって闘争するほかはないことを厳重に警告する」と明らかにした。

全国農民会のキム・ヨンホ議長は 「金鉉宗を通商交渉本部長につけたのは、 日帝の賦役者を解放後にまた長官にしたのと全く同じだ」とし 「文在寅大統領も以前、 一番間違って後悔しているのがFTA締結だと話したのだから、 同じ誤りを繰り返してはいけない。 数十年間、韓国の農民と民衆を絞り取ってきた新自由主義政策を即刻廃棄しろ」と声を高めた。

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は 「『こんなことのためにキャンドルを持ったのか』という自己恥辱感を感じる」とし 「FTA再協議の既定事実化も問題だが、韓米FTAの張本人を通商交渉本部長に任命したことは絶対に容認できない」と明らかにした。 彼はまた「失敗は一度で十分」とし 「歴史的な失策を繰返すな」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-08-03 20:46:18 / Last modified on 2017-08-03 20:46:20 Copyright: Default

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