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プラント建設労働者が上京闘争を宣言…「多段階下請けを終わらせよう」

10日、光化門広場に建設労働者8千人

キム・ハンジュ記者 2017.08.01 13:31

全国プラント建設労働組合が多段階下請け根絶、 退職控除掛金引き上げのために大規模な上京闘争を宣言した。

上京闘争は8月10日に光化門広場で行われる。 プラント建設労組の組合員約8千人が参加すると労組は明らかにした。 プラント建設労組総組合員は8万人に達する。

プラント建設労組は8月1日、民主労総の大会議室で記者会見を行って 「建設産業の慢性的積弊の不法多段階下請けで、 われわれは解雇と失業を心配し、雇用不安に苦しんでいる」とし 「また唯一の老後福祉対策の退職共済制度は1日4千ウォンに過ぎず、 それも一部の現場だけで施行されている。 建設産業の積弊清算は団体交渉制度を改善することにあることを強調し、 対政府要求を実現させるために全組合員が総力闘争すると宣言する」という趣旨を明らかにした。

プラント建設労組は記者会見で、政府に対し、 △多段階下請け中断、 △退職控除掛金値上げおよび適用拡大、 △包括賃金勤労契約と超短期勤労契約反復更新禁止、 △建設会社の労組弾圧など不当労働行為対策用意、 △退職控除掛金大幅引き上げおよび義務加入現場拡大、 △団体交渉制度改善と産別交渉および元請交渉保障などを要求した。

プラント建設労組のイ・ジョンファ委員長は記者会見で 「非正規職建設労働者たちは十数年間、多段階下請け問題を提起してきたが、 相変らず解決しない」とし 「問題解決の局面を開くために、全支部、全組合員が一か所に集まって、 建設労働の現実を社会に告発しようと思う」と明らかにした。

プラント建設労組によれば、 全ての建設産業労働者200万人のうち80%が日雇いだ。 彼らは多段階下請構造で元請との交渉も保障されない。 また、建設現場に蔓延している最低価格落札も問題だ。 元請の発注に対する最低価落札は工事費の低下につながり、 手抜き工事、賃金の低下にまで続き、労働者たちは深刻な搾取構造に置かれている。

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は 「公企業の韓国馬事会で搾取構造により労働者が命を絶ったのに、 一日に何人も死ぬ建設現場の搾取はさらに深刻だ」とし 「建設現場の多くの戦いに対し、いつも政府は何かをすると言うが守られたことがない。 2008年に導入された退職控除掛金も10年間変わらない。 プラント建設労組の上京闘争に続いて民主労総は下半期に団体交渉制度改編などの核心要求貫徹のために、 大規模な闘争に立ち上がる」と伝えた。

全国建設産業連盟労働組合のペク・ソックン委員長も 「プラント労働者は韓国経済の基盤を作った労働者の中の労働者だが、 処遇の現実は非常に劣悪だ」とし 「解放以後70年間存在している多段階下請構造、退職控除掛金、不当労働行為を、 今回の上京闘争でキャンドル革命を完成させる」と明らかにした。

プラント建設労組は8月10日に光化門広場で開かれる大規模上京闘争の前に、 浦項製鉄本社、SK本社前で事前集会を開く計画だ。

一方、最近プラント建設労組忠南支部は7月17日から2週間、 賃金交渉をめぐりストライキを行った。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-08-03 20:45:29 / Last modified on 2017-08-03 20:45:30 Copyright: Default

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