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「労組破壊」のヴァレオ電装カン・ギボン代表、ユソン企業の柳時英のように法廷拘束?

16日の1審宣告を控えて金属労組慶州支部がカン・ギボン代表拘束の判決を要求

チョン・ヨンギル ニュースミンの記者 2017.06.12 16:14

労務法人創造コンサルティングと手を握って労組を瓦解させた不当労働行為(労働組合および労働関係調整法違反)で起訴された ヴァレオ電装システムコリアとカン・ギボン代表理事などに対する1審宣告を控えて、 労働者たちが拘束判決を要求している。 1審の宣告は6月16日の午後2時の予定だ。

先立って検察(大邱地方検察庁慶州支庁)は、カン・ギボン代表理事に懲役1年、会社に罰金1千万ウォン、管理者2人に各々罰金3百万ウォンを求刑した (関連記事=検察甘やかしで7年目の判決を前にして慶州ヴァレオ電装の労組破壊を処罰するか)。 裁判所(大田地方法院天安支院)は2月にヴァレオ電装と似たユソン企業の柳時英(ユ・シヨン)会長に懲役1年6月を宣告して法廷拘束した。 当時の判決は検察の求刑(懲役1年)より高い刑だった。

ヴァレオ電装は創造コンサルティングと共謀し、労組瓦解工作が全国に広がる出発点だった。 2010年に既存の金属労組を瓦解させることを目的とした職場閉鎖、親企業労組設立支援、労組員に対する差別が行われ、 これに反対した労働者を懲戒して解雇した。 2012年9月の国政監査でウン・スミン前議員は、創造コンサルティングが作成して各企業に渡した「労組瓦解文書」を知らせ、 ヴァレオ電装・ユソン企業・相信ブレーキなど6つの労組が創造コンサルティングと各事業場の代表理事を告訴した。

だが検察は煮え切らない対応だった。 2013年12月30日、慶州支庁はヴァレオ電装とカン・ギボン代表理事などを不起訴処分にし、 2014年に大邱高等検察庁は抗告まで棄却した。 労組が大邱高等法院に出した裁定申請が認められ、2016年4月28日には不当労働行為関連の初公判が開かれた。

[出処:ニュースミン]

労組瓦解から7年目、責任者への判決の4日前の6月12日午前、 金属労組慶州支部は大邱地方法院慶州支院の前で記者会見を行って 「厳重な処置で資本の利益よりも人間の生命と尊厳が優先であることを明確にしてくれ」と明らかにした。

また、カン・ギボン代表理事などに対する処罰を要求する嘆願書 3191枚を裁判所に渡した。

金属労組ヴァレオマンド支会のハン・ギュオプ支会長は 「職場閉鎖以後、組合員は人を信じられなくなったことが最大の問題だ。 頼むからまともな判決で、組合員たちが人間らしく生活できることを望む」と話した。

ヴァレオ電装は職場閉鎖の後に設立した親企業労組と既存労組(金属労組)の組合員間差別で不当労働行為の判定を受けた。 また、労組活動に積極的だった労働者29人を懲戒・解雇した。

これに対して金属労組のチョン・ジノン慶州支部長は 「裁判所自らが判断した裁定申請で進められる裁判なので、賢明な判決を望む。 労働者を弾圧した事業主が心置きなく暮らせるようにしてはならない」とし 「検察と司法府が新しい大韓民国に行く意志があるのかの岐路に立っている」と話した。

[出処:ニュースミン]

被告人ヴァレオ電装とカン・ギボン代表理事などもこの日、裁判所に善処を要請する嘆願書を提出した。 カン・ギボン代表理事は6月25日の子供の結婚式招待状も裁判所に出した。 会社はこの日、全職員に 「6月16日、『不当労働行為』と書かれた刑事裁判の宣告がある日です。 根も葉もないあいつらの攻勢に対し、無嫌疑と証拠不充分ですでに数年前に不起訴処分になったものをまた取り出して裁判を進めてきたし…(中略) 『一歩一歩、正義に向かって進む。 もし拘束されれば会社をよろしく頼む…』」という携帯の一斉メッセージを発送した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-06-18 07:23:59 / Last modified on 2017-06-18 07:24:01 Copyright: Default

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