現代起亜車非正規職労働者が青瓦台前で野宿座り込みに突入

ユソン企業、トンジン・オートテック、現代起亜車社内下請労働者「財閥改革は、現代・起亜車の積弊清算から」

現代起亜車の非正規職と労組破壊事業場などが労働三権保障と不法派遣正規職化を要求し、 青瓦台前で座り込みを始めた。 座り込みを始めた労働者たちは、大企業の不法、便法を新政府の次元で積極的に解決しろと要求した。

▲7日ソウル清雲洞住民センター前の記者会見で発言するユ・ホンソン現代車非正規職支会長

ユソン企業、トンジン・オートテック、起亜車社内下請、現代車非正規職の労働者たちは6月7日午前11時、 ソウル市清雲洞住民センターの前で記者会見を行い 「新政府の財閥改革最初のボタンは、財閥の現行法遵守から始めるべき」と 野宿座り込みに突入した理由を説明した。 彼らは共に民主党の党舎前にも座込場を作り野宿座り込みを展開する。

野宿座り込みに突入した労働者たちは、新政府の対応によっては座り込みの期限が無期限に延びると明らかにした。 現在約20人の労働者が青瓦台と共に民主党の党舎前で座り込みを続けている。 金属労組は7日から14日まで参加する予定だ。

起亜車非正規職支会のキム・スオク支会長は 「鄭夢九(チョン・モング)会長は、10年以上の間、 憲法が認める労働三権をユソンで、現代車で、ユソンで踏みにじり、 労組を不法と暴力で破壊してきた」とし 「多くの労働者が労組破壊の下で苦しみ、命を失った」と糾弾した。

キム支会長は連続する不法派遣の確定判決にもかかわらず、正規職転換を履行しない現代起亜車を批判して 「不法を正すことから財閥改革を始めるべきだ」と主張した。 続いて「文在寅大統領に鄭夢九を処罰する意志があるのか、 労組破壊、非正規職問題を解決する意志があるのか、確答を得たい」と明らかにした。

現代車非正規職支会のユ・ホンソン支会長は 「大統領選挙期間に文在寅キャンプは 『裁判所が不法派遣に対して最終判決を出せば法を履行する』と答えた」とし 「現代車はすでに2010年と2015年、大法院で不法派遣判決が出たのだから 不法派遣に対する正規職転換を今すぐ履行しなければならず、 不法を犯した鄭夢九会長を今すぐ検察に召喚して拘束させろ」と指摘した。

金属労組ユソン牙山支会のユン・ヨンホ支会長は 「労組破壊が始まった2011年から、組合員たちは死で、薬で、酒で延命している」とし 「労組破壊が進んでいる現時点で、もう待てない」と明らかにした。 ユン支会長は「元請の現代車購買部品担当理事の車から労組破壊戦略が入った文書が出てきて、 既存労組を破壊するための複数労組経過報告などが入ったEメールなどの証拠があったのに、 検察は最近になって起訴した」とノロマ捜査に入った検察を批判した。

現代起亜車グループの物流会社である現代グロービスの下請企業、トンジン・オートテックでも労組破壊が続いている。 金属労組は「現代グロービスは、現代起亜車グループの財閥一家による経営権継承の核心的な鍵を握る会社で、 労組をする権利そのものを封鎖しようとするなど、グループ次元の労働弾圧介入疑惑が濃い」と疑問を提起した。

蔚山トンジン支会のチョン・スヨン非対委員長は 「トンジン・オートテックの賃金団体協議交渉中に、交渉した後に元請が報告を受ける情況が把握され、労組破壊文書も発見された」とし 「憲法を守るべき大統領の名で現代グロービスを処罰しろ」と明らかにした。

金属労組は今週から来週までを「現代起亜車グループ労務政策全面改革闘争週間」と宣言し、多様な事業を進める予定だ。 6月9日は清雲洞晩集中闘争文化祭、12日は清渓広場昼食時間集中ピケッティング、13日は光化門出勤宣伝戦を行い、 14日まで良才洞現代車グループ本社前、青瓦台、各政党の前で1人デモを展開する。 13日には労組破壊の現実を証言し、問題解決を提示する討論会を開く。

一方この日の記者会見中に警察が鄭夢九会長の象徴物の搬入を防いだことで、しばらく騒ぎになった。 記者会見に集まった参加者は、象徴物を持ち込ませなければ集会申告した青瓦台前50mまで行くとして行進を試み、 約20分間対峙状態が続いた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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