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声明 文在寅大統領当選に対する韓国労総の立場

2017.05.10 09:54

経済民主化の公約を実践する大統領になることを願う
文在寅大統領当選に対する韓国労総の立場

韓国労総組合員が選択した文在寅(ムン・ジェイン)候補が第19代大統領に当選した。 韓国労総100万組合員の考えが、まさに国民の意思であることが確認された。 韓国労総をつねに同志と称した文在寅大統領の当選を心から祝賀する。

選挙期間に約束したように、労働の価値を尊重し、経済民主化の公約を着実に履行し、 違法な行政指針の問題、非正規職の問題、社会二極化の問題、青年雇用の問題を解決する労働者庶民大統領として、 青年に希望を与える大統領として、 成功した大統領として歴史に長く残ることを願う。

新政府は弾劾政局で行われた補欠選挙で当選しただけに、 内的には選挙期間中に分裂した民心を揺り動かさなければならず、 対外的にはTHAAD問題をはじめとする外交安保問題、 特に南北問題を解決しなければならない。

難しい対内外的な環境だが、国民の期待はとても高い。 これまでの政府の不正腐敗を審判して早期の大統領選挙を引き出した国民は、 新政府が以前の政府とは明確に変わった姿を見せてくれることを期待する。

何よりも、新政府は過去の政府が見せた政経癒着と断固として線を引かなければならない。 すでに失敗に終わった財閥大企業中心の経済政策を脱皮して、 成長の果実が国民すべてにまんべんなく回る賃金所得主導の経済民主化政策を実践しなければならない。 これを通じて内需を生かし、経済に活力を呼び込み、 多くの良い雇用を作らなければならない。

文在寅大統領は選挙期間中、労働界と多くの約束をした。 労働界をすべての社会経済的な問題を協議する国政運営のパートナーとして尊重するという約束、 韓国労総の要求を新政府の政策設計図にするという約束は必ず実践されるものと信じる。

われわれはそのために、文在寅政府が韓国労総と定例的な政策協議体を構成し、 重要な労働社会懸案について議論し、その結果を政策に反映させるものと期待する。

簡単に解雇し、使用が自由に就業規則を改悪するという政府の違法な行政指針を廃棄する約束は、 任期開始と共に早期に履行しなければならない。

労働の価値と尊厳を具体的に実現するためには、 △雇用保護、 △最低賃金1万ウォン値上げ、 △労働時間短縮、 △労働会議所設立、 △経済民主化実現、 △公共部門の良い雇用作り、 △労働基本権の完全な保障、 △国民の生命の安全に関する業務での正規職雇用、 △非正規職削減および正規職との差別解消、 △労組専任者給与の労使自律などの約束は必ず実現されなければならない。

韓国労総は、新政府が任期を始めるにあたり、労働者を過度な競争に追い立てる成果年俸制、 やさしい解雇指針など、政府による違法な指針の廃棄を何よりも優先して処理することを希望し、 これを通じて形成された信頼は、私たちの社会が労働の価値と尊厳を守り、 労働者庶民の人生を改善する方向に進むためにぜひとも必要な社会的な対話の重要な土台になるものだと厳重に明らかにする。

2017年5月10日
韓国労働組合総連盟

原文(韓国労総)

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2017-05-11 07:58:37 / Last modified on 2017-05-11 07:58:37 Copyright: Default

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