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[寄稿]民主労総が金先東候補を支持する理由

クォン・テクン(民主労総大邱地域本部本部長) 2017.04.29 11:35

民主労総は4月20日に中央執行委員会を開き、 正義党の沈サンジョン候補と民衆連合党の金先東候補を支持候補とし、 税額控除の後援と事業場訪問の協力などを骨子とする大統領選挙方針を決定した。

現場では単一選挙で二人の候補を支持候補に決めたことについてのかなりの混乱もあり、 民主労総も単一選挙区に進歩政党候補が一本化をしない場合は支持候補としないという以前の決定とは違う決定なので、 今回の大統領選挙方針に限るという但し書を付けた。

民主労総と労働階級は今回の大統領選挙闘争を通じて 何を得て準備するのかについて、多様な考えがあるだろうが、筆者は簡単だと思う。

[出処:民衆連合党]

今回の大統領選挙でわれわれは、結果的に政権交代を実現しなければならないが、 さらに重要なことは労働者民衆が指向する新しい世の中の内容と展望を大衆的に合意し、 分裂している進歩政党をはじめ労働者民衆の直接政治に同意するすべての勢力を網羅して、 互いを尊重する連合的進歩政党を現場から準備しなければならない。

その理由は、労働階級が主体的かつ集団的に自分たちの単一な政党を持てなければ、 民主労総に団結してきた韓国労働階級の団結が多様な進歩政党の対立により、 むしろ進歩政党の土台になる労働組合内部が分裂し、組合員は政治的冷笑主義を持つためだ。

実際に一部の前職・現職の民主労総の幹部と活動家が保守野党へと離脱して、 進歩政党では労働の現実を変えられないという中傷宣伝を展開しており、 現場の組合員は労働階級の集団的展望をはっきりと確認できないので、 今回の大統領選挙の結果としなければならない政権交代を、 まるで目標であるかのように認識しており、 正義党と民衆連合党両党の党員がいる現場は税額控除と候補支持から直間接的な競争と緊張が発生し、感情の谷が生じている。

民主労総が先導する民衆総決起とキャンドル革命により作った早期大統領選挙なのに、 まさに大統領選挙が進むと広場の要求は消え、すっかり安保商売、左右思想攻撃と幼稚な身上暴きが乱舞する荒唐無稽なドラマの中、 それでも沈(シム)サンジョン候補が差別化を見せているが、民主労総とキャンドル広場の主張と要求を公約として採択した民衆連合党の金先東(キム・ソンドン)候補は言論から徹底的に遮断されている。

民主労総は政権交代が目標ではなく、政権交代以後の新政権と民主労総の議題を勝ち取る戦いを準備するべきであり、 民主労総をはじめとするさまざまな大衆組織と進歩陣営を合わせる進歩政党を準備しなければならないため、 戦略的に金先東候補を支持しなければならない。

金先東候補は民主労総の要求を最も忠実に提示している。 金候補に対する支持は、大統領選挙以後の新政権との闘争を展開する民主労総の元手になり、 彼への支持率は新しい進歩政党建設の定規になるだろう。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-05-05 07:23:06 / Last modified on 2017-05-05 07:23:07 Copyright: Default

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