本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:ペク・ナムギ国家暴力500日…誰も処罰されていない
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1490819036783St...
Status: published
View


ペク・ナムギ国家暴力500日…誰も処罰されていない

死亡届も出せず...ペク・トラジ「国政壟断に加担したソウル大病院も処罰せよ」

キム・ハンジュ記者 2017.03.27 11:55

ペク・ナムギ農民が警察の放水銃を受けて倒れてから500日経ったが、 責任者の処罰どころか謝罪も行われていない。 ペク・ナムギ闘争本部は3月27日午前、光化門広場で記者会見を行い、 ペク・ナムギ農民国家暴力真相究明、責任者処罰、再発防止対策用意を要求した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

ペク・ナムギ闘争本部は 「ペク・ナムギ農民が亡くなったソウル大病院で灯ったキャンドルは、 光化門広場へと燃え移り、冬の間に広場で燃え上がったキャンドルで朴槿恵(パク・クネ)は罷免された」とし 「1600万のキャンドルで朴槿恵を罷免したが、 ペク・ナムギ農民国家暴力事件は何も解決していない」と話した。

ペク・ナムギ闘争本部は 「500日になっても死んだ人がいるだけで殺した人はいない」とし 「検察は警察鎮圧責任者7人のうち誰一人起訴せず、 国家損害賠償訴訟でも政府側は無誠意な対応で裁判を引き延ばしている」と伝えた。

闘争本部のチョン・ヒョンチャン共同代表は 「放水を直接指示した警察官を司法処理しなければならないのに、 起訴どころか全く捜査もされていない」とし 「検察は朴槿恵を引き下ろした国民の命令により処罰することを願う」と伝えた。

民主弁護士会のソン・アラム弁護士は 「検察は捜査の意志が全くない」とし 「事件に関して検事と対話するたびに、検事は捜査している、待てとだけ言い、 警察は関連資料を提出しない。 また検察は弁護団の質問にはきちんと回答しない」と検察を批判した。

ソン弁護士は「警察の放水銃行為に対して2015年12月に憲法訴願を請求したが、 朴槿恵弾劾審判のために遅れた」とし 「朴槿恵弾劾も終わったので、憲法裁判所の早急な審理を望む」と伝えた。

民主弁護士会はペク・ナムギ農民が放水銃に撃たれて倒れた2015年11月、 姜信明(カン・シンミョン)前警察庁長官などを殺人未遂で検察に告発し、 昨年10月には検警の解剖検査令状をめぐり「死体処分権侵害」の憲法訴願を請求した。

ペク・ナムギ農民の長女のペク・トラジ氏も 「姜信明以下の警察責任者を処罰し、警察放水銃も追放しなければならない」とし 「国政壟断の一つの軸だったソウル大病院も適切に処罰するべきだ」と心境を伝えた。

記者会見の参加者は民主労総のハン・サンギュン委員長の釈放も主張した。 裁判所は12月、民衆総決起を主導した理由でハン・サンギュン委員長に2審懲役3年を宣告した。

民主労総のキム・ウクトン副委員長は 「朴槿恵は拘束されていないのに、ハン・サンギュン委員長は拘束された」とし 「ハン・サンギュン委員長は集会を開いたという理由だけで暴徒とされ、 国家が内乱を云々しながら監獄に引っ張っていったが、 朴槿恵の罪よりもハン・サンギュン委員長の罪の方が大きいというのか。 ハン・サンギュン委員長の即時釈放、ペク・ナムギ放水銃責任者の処罰こそ積弊清算」と声を高めた。

一方、遺族はペク・ナムギ農民の死亡届を出せない状態だ。 ペク・ナムギ農民の死亡診断書の署名がまだ「外因死」と表記されているためだ。

チョン・ヒョンチャン共同代表はこれについて 「ソウル大病院は診断書を再発行して、 遺族が死亡申告できるようにしなければならない」とし 「そうしなければ食糧主権を守ろうとしたペク・ナムギ農民の怨恨は解けない」と伝えた。

ペク・ナムギ闘争本部は27日から放水銃、車壁を提案する集示法改正立法請願署名運動に突入する。 また、ソウル中央地方検察庁の前でのリレー1人デモも続ける。 今日(3月27日)はペク・トラジ氏が1人デモを始める。

[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-03-30 05:23:56 / Last modified on 2017-03-30 05:23:57 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について