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「不当解雇の判定が出た、韓国サンケン元職復帰を履行しろ」

韓国サンケン整理解雇阻止慶南対策委要求... 慶南地労委「30日以内元職復帰」を要求

17.02.13 11:56 最終更新 17.02.13 11:56 ユン・ソンヒョ(cjnews)

「現場に戻って働きたい」。
「韓国サンケン使用者側は、慶南地方労働委員会の不当解雇判定を受け入れて、 今すぐ復職を履行しろ」。

野党と市民社会、労働団体などで構成された 「韓国サンケン整理解雇慶南対策委」は2月13日午前、 慶尚南道議会ブリーフィング室で記者会見を行い、このように要求した。

日本資本により設立された「韓国サンケン」が生産部門を廃止して整理解雇を行ったが、 慶南地方労働委員会は「不当解雇」と判定した。 韓国サンケン整理解雇阻止慶南対策委は2月13日、 慶尚南道議会ブリーフィング室で記者会見を行って「即時復職」を要求した。

▲日本資本により設立された韓国サンケンが生産部門を廃止して整理解雇したが、慶南地方労働委員会は不当解雇と判定した。韓国サンケン整理解雇阻止慶南対策委は13日慶尚南道議会ブリーフィング室で記者会見をして即時復職を要求した。(c)ユン・ソンヒョ

日本資本サンケン電気が投資して昌原市の馬山自由貿易地域に設立された韓国サンケンは、 生産部門を廃止して営業部門だけを運営することにし、 昨年9月30日に生産労働者を整理解雇した。

慶南地方労働委員会は民主労総金属労組韓国サンケン支会の組合員34人と非組合員1人が出した不当解雇救済申請に対し「不当解雇」と判定した。 労働委員会は1月25日に判定書を送り、 「30日以内に解雇処分を取り消して元職に復職させろ」と注文した。

韓国サンケン使用者側は、これまで「判定書を受け取っていない」、 「経営陣は出張中」といった理由をあげて労組と交渉をしていない。 韓国サンケン使用者側は組合員に対し「住居侵入」などの事由で告発した。

こうした中で、組合員たちは韓国サンケンの前で120日間テント座り込みしており、 日本本社遠征闘争も行っている。 日本では韓国サンケン解雇者を支援する会が結成され、 一部日本のマスコミが報道した。

労働者たちは、外資企業の横暴を防ぐ法的装置を要求している。 金属労組韓国サンケン支会のオ・ヘジン事務長は 「国会議員を尋ね歩いて、外資企業の横暴を防ぐ法律を要求している」とし 「今まで1万3000人ほどの市民から署名を受け、これからも続ける」と明らかにした。

金属労組慶南支部のイ・ソニム主席副支部長は 「日本でも韓国サンケン労働者を支援する会が結成されていて、 遠征闘争の時に居住する所を用意してくれている」と述べた。

慶南対策委は会見文で 「労働委員会は元職復帰を注文したが、 韓国サンケンは不当解雇判定が出てから今まで復職を履行していない」と述べた。

彼らは「最低の企業としての良心があるのなら、 不当解雇に対して謝罪でもするべきなのに、 使用者側は逆に韓国サンケン労働者であると法的に認められた労働者が現場への出入を要求すると、告訴告発をした」とし 「その上に1週間に2〜3回、日本に製品を搬出するなど、 生産部門撤収の主張の面目を失わせる行為を続けている」とした。

彼らは「使用者側は確実に生産活動を続けており、 法的にも整理解雇の正当性が消えた今、 労働者たちを早く復職させ、労使間の交渉で会社を正常化させるべきだ」とし、 「偽装生産、労働組合弾圧をやめて韓国政府機関による組合員復職の判定を今すぐ履行しろ」と述べた。

慶南対策委は「政党と団体名義で日本の本社に抗議文書を発送し、 労働委の判定を履行していない行為を強く糾弾する」とし、 「道内の国会議員の日本訪問推進、日本国内の進歩政党との協調を通じ、 サンケン本社に圧力をかけていく」と述べた。

彼らは「家族の生存まで脅かされる解雇労働者たちのすさまじい痛みが癒えるように支援して欲しい。 外資企業が行う積弊、道民の力で清算してほしい」とし 「使用者側は労働者の胸にこれ以上苦痛を与えず、即刻復職履行をしろ」と要求した。

この日の記者会見には、 慶尚南道議会の余永国(ヨ・ヨングク)議員、昌原市議会のソン・スノ議員、 労働党慶南道党のアン・ヘリン委員長、 慶南民衆の夢のイ・チョンギ事務局長、民主労総のキム・ジェミョン慶南本部長、 慶南進歩連合のハ・ウォノ代表、全国学校非正規職労働組合のファン・ギョンスン慶南支部長、 6・15慶南本部のパク・ヘジョン執行委員長などが参加した。

著作権者(c)OhmyNews(市民記者)、無断転載および再配布禁止

原文(OhmyNews)

無断翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2017-02-19 19:56:05 / Last modified on 2017-02-19 19:56:07 Copyright: Default

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