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韓米THAAD会談…市民団体「韓国国民の生命を担保に戦争の威嚇」

「マティス歓迎」保守団体集会、チャムセサン記者に暴行

キム・ハンジュ記者 2017.02.03 14:46

韓米国防長官会談が開かれ、 市民社会団体が国防部の前でTHAAD配置撤回を要求した。

THAAD韓国配置阻止全国行動(全国行動)は2月3日午前9時、 会談が開かれる国防部の前で記者会見を行い 「住民の同意も、国会の同意もなく政府が強行しているTHAAD配置は、 軍事的な効用や朝鮮半島の平和に対し決して助けにならない」とし 「戦争を招くTHAAD配置を撤回し、 直ちに対話と交渉で北核問題を解決しろ」と伝えた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

平和と統一を開く人々のイ・ジュウン青年チーム長は 「昨日(2月2日)、マティス長官はただ北核に対応してTHAADを配置するといったが、 韓国の防御に効用がないということはすでに証明されている」とし 「THAAD配置は米国と日本の国益を守り、 韓国国民の生命を担保として戦争の威嚇をしている」と主張した。

イ・ジュウン チーム長は、米国防長官とTHAADを議論している韓国政府について 「すでに国民から弾劾された『植物政府』は、 朝鮮半島THAAD配置のような重要な外交安保政策を決める権限がない」とし 「THAAD配置問題を次期政府に渡さなければならないという国民は10人のうち7人だが、 こうした状況で政府が両腕を広げて米トランプ閣僚を歓迎するのは国民を無視する行為」と指摘した。

良心犯後援会のクォン・オホン名誉会長も 「米国トランプ政府が就任後、真っ先に韓国を訪問したのは、 米国の覇権主義を実現しようとする試み」とし 「米国は70年間、朝鮮半島の同族対決を助長してきたし、 朝鮮半島THAAD配置もこの一環」だと米国の朝鮮半島THAAD配置の圧力を批判した。

民衆の夢で活動する大学生のチョン・チョルホ氏は 「THAADは中国とロシアを牽制する手段であることが米議会でも明らかになった」とし 「THAAD配置は韓国の安保を守るためではなく、朴槿恵政権を守るための武器」と不満を吐露した。

チョン・チョルホ氏は 「星州、金泉では住民たちが朝鮮半島平和を守るため、毎日キャンドルを灯している」とし 「総理、国防部長官、外交部長官はマティスを歓迎するために出て行くのではなく、 国民が集まる所で声を聞け」と強調した。

この日の記者会見には THAAD配置撤回星州闘争委員会、 THAAD配置反対金泉市民対策委員会、 円仏教聖地守護非常対策委員会、 平和と統一を開く人々、 民衆の夢などが参加した。

一方、全国行動記者会見と同時に、 マティス米国防長官を歓迎する保守団体の集会では、 参加者がチャムセサンの記者に暴行する事件も起きた。 保守団体集会の参加者は、星条旗で記者の頭を暴行し、 カバンにつけた黄色いリボンのアクセサリーを強制的にはぎとって悪口をあびせた。 保守団体の集会参加者、数十人が続々と記者を威嚇したため、警察が参加者らを防いだ。

[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

全国行動は国防部前での記者会見を終え、 10時半にロッテデパート本店の前で朝鮮半島THAAD配置撤回要求、 ロッテのTHAAD敷地提供に反対するプラカードデモを行った。

ロッテ商事は2月3日に理事会を開き、THAAD配置敷地提供問題を公式に議論する。 全国行動は「マティス米国防長官訪韓に合わせ、THAAD配置を既定事実にするために、 政府がロッテに圧力を加えたのではないのか」とし 「国防部はTHAAD敷地交換契約の締結を押し付けてはならず、 国民の声を正確に聞かなければならない」と指摘した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-02-13 10:35:04 / Last modified on 2017-02-13 10:35:05 Copyright: Default

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