韓国:「労働者の本」代表の拘束に市民社会団体が反発 | |||||||
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「労働者の本」代表の拘束に市民社会団体が反発「労働者民衆ねらった時代錯誤的な国家保安法に悲痛な心情」
パク・タソル記者 2017.01.06 15:53
「労働者の本」のイ・ジニョン代表が国家保安法容疑で拘束され、 市民社会団体が強く反発している。 公共運輸労組、労働者連帯、「労働者の本」国家保安法弾圧阻止共同行動など、 労組や各団体が声明を出し、李代表を拘束させた司法府を糾弾した。 「労働者の本」国家保安法弾圧阻止共同行動は1月5日に声明を出し 「天人共怒する拘束弾圧措置」だと批判した。 共同行動は「時代錯誤的な国家保安法の刃が根本的な変化を指向する労働者民衆の首をまだ冷酷にねらっていることを悲痛な心情で再確認した」と明らかにした。 また「いかなる活動も隠さず堂々と正面から闘うことを決意したのに、 何が恐ろしくて逃走するというのか?」とし、逃走および証拠隠滅の恐れがあると判断した裁判所を批判した。 ソウル南部地方裁判所(ハン・ジョンフン部長判事)は5日に開かれたイ・ジニョン代表に対する拘束令状実質審査で 「逃走および証拠隠滅の恐れがある」という理由で拘束令状を発行した。 進歩的社会科学書籍電子図書館の「労働者の本」を運営しているイ代表は、 利敵表現物を所持・販売した容疑などを受けている。 公共運輸労組も6日に声明を出し 「公安弾圧を直ちに中断しろ」と明らかにした。 イ・ジニョン代表は鉄道労組組合員でもある。 公共運輸労組は声明で 「朴槿恵(パク・クネ)政権の統治の根幹は検警、国家情報院など抑圧的な公安機構であり、 彼らは選挙操作、世論操作、不正隠蔽、反対勢力弾圧を主導してきた」とし 「国民はこのような抑圧体制を終わらせることを要求している状況で、 何の反省もなく、逆に彼らが反撃に出た」と今回の事件を分析した。 続いて「国民は、権力の抑圧機構の解体を要求しているのに、 公安勢力は生き残るために国民との戦争を宣言した」と検察の公安雰囲気作りを批判した。 全国民主労働組合総連盟は6日に声明を通じ、イ代表の即時釈放を要求した。 民主労総は「廃止されるべき反民主悪法の国家保安法により、 基本的な民主主義の権利と政治思想の自由さえも抑圧し、弾圧することは、 黄教安(ファン・ギョアン)の公安統治と守旧勢力によるキャンドルへのイデオロギー公正と軌道を共にする」とし 「まだ公安検察と裁判所が退行と反動の態度を見せているのは、 キャンドル民主主義革命で清算すべき積弊が山積していることを示す」と明らかにした。 労働者連帯は声明で国家保安法の廃止を主張した。 労働者連帯は「広く知られていたり、絶版された人文社会科学書籍、資料などを自由に閲覧できるようにした非暴力的、平和的活動を弾圧することは明確に魔女狩りであり、 思想と出版の自由に対する弾圧」だと話した。 続いて「抑圧的な北朝鮮体制を支持することとは何の関係もない活動家に国家保安法を適用したのは、 『従北』だ何だという右翼の恨み節が相当な偽善であることを示す」とし、 国家保安法を即刻廃止しろと要求した。 一方イ・ガンチョル担当弁護士は 「弁護人としてみじめであきれる」と今回の決定に対する心情を明らかにした。 イ弁護士は「国家保安法において、それでも裁判所が構築してきた法理からも顕著に逸脱している」とし 「利敵表現物と規定した書籍も旧時代的な定規から出てきたもので、 被告人を利敵視する検察の論理は法理に合わない」と批判した。 イ弁護士によれば、E.H. カーの著作「ロシア革命」が利敵表現物に分類されていた。E.H. カーの「歴史とは何か」、「新しい社会」などは世界的に読まれている教養書だ。 検察は「ロシア革命」について、「いわゆる運動圏の学生たちにロシア革命と類似の方式が必要だと信じさせる余地が多く、 左傾的な革命方法を学ぶ目的で悪用される本」だと令状請求書に記載した。 検察の令状には「ロシア革命」の外にも 「弁証法的唯物論」、「ペダゴジー」、「なにをなすべきか」などが含まれている。 ▲「労働者の本」イ・ジニョン代表と社会科学書籍。[出処]キム・ヨンウク記者 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2017-01-09 19:24:49 / Last modified on 2017-01-09 19:24:51 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |