不法整理解雇を無視する労働部、「ちゃんと仕事をしろ」

参加者、「特別勤労監督即時実施」のステッカーを付けて抗議集会

▲韓国サンケンの不法整理解雇を無視するなと決意大会参加者がシュプレヒコールをあげ、労働部に特別勤労監督を要求した。 (c)チョン・ヨンヒョン

金属労組慶南支部(以下、慶南支部)が10月26日、 雇用労働部昌原支庁の前で「韓国サンケン特別勤労監督要求決意大会」を開いた。

韓国サンケンは9月30日付で生産部門の全労働者を解雇した。 これに先立ち使用者側は、整理解雇後の生産部門外注化を公表しており、 慶南支部は韓国サンケンが昨年の火災の後に生産活動を続けていたKTTの工場で外注生産が行われているという疑惑を提起してきた。

慶南支部は雇用労働部昌原支庁に対して不法なアウトソーシングを規制する特別勤労監督を要求したが、 支庁はこれを受け入れなかった。

▲特別勤労監督実施しろ　金属労組慶南支部は26日に雇用労働部昌原支庁の前で特別勤労監督を要求する決意大会を開催した。(c)チョン・ヨンヒョン

▲特別勤労監督実施しろ　参席者がプラカードを持ち上げ、労働部に特別勤労監督を要求した。(c)チョン・ヨンヒョン

▲特別勤労監督集会参加者は要求を書いたステッカーを付けて抗議の意を伝えた。(c)チョン・ヨンヒョン

ホン・ジウク慶南支部長は 「労働部なら、代替生産の疑惑を解決し、日本のサンケン資本から苦しめられている自国民を保護する最低限の措置を取れ」とし 「国民の生存権を保護するという公務員の責任感があるのなら、 日本のサンケン電気と社長に対して問題解決を要求しなければならない」と要求した。

続いて彼は 「韓国サンケン事態を放置し続けるのなら、死を覚悟した決断をしなければならない」とし 「政権と資本の下手人でしかない労働部をひっくり返すために決意を集め、現場を組織する」と明らかにした。

韓国サンケン支会のキム・ヒョンジン副支会長も 「雇用労働部があるのなら、整理解雇されればなぜ解雇されたのかを明らかにするべきなのに、知らせてくれない」とし 「特別勤労監督ができないのなら、労働部長官を訪問しても要求するほかはない」と明らかにした。

この日、金属労組のキム・サング委員長も韓国サンケンの昼食集会に参加した。 キム委員長は「この国の政権は、チェ・スンシルにお金を払うために労働者を絞り取る労働改悪を叫び、労働改悪を推進した」とし 「11月12日は朴槿恵(パク・クネ)の審判日ではなく、退陣の日にしなければならない」とし、 11月12日の全労大、民衆総決起への出席を促した。

参席者たちは雇用労働部昌原支庁の壁に 「不法整理解雇処罰、 不法外注化根絶、 非道徳外注企業規制、 特別勤労監督実施」 と書かれたステッカーを貼り、抗議した。

▲サムスンテックウィン支会キムチ伝達　不当解雇で闘争しているサムスンテックウィン支会が韓国サンケン支会にキムチを渡した。(c)チョン・ヨンヒョン

なおこの日、サムスンテックウィン支会が韓国サンケン支会にキムチを支援した。 サムスンテックウィン支会は直接キムチを購入し、決意大会で韓国サンケン支会に渡した。 韓国サンケン支会は現在、テント座り込みを続け、テントで食事をしている。

*無断翻訳/文責:安田(ゆ)*

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